新庁舎実施設計の概要、イメージ動画(2021年11月)

~ 令和4年1月着工予定 ~

令和2年度に取りまとめた実施設計から概要版の一部を紹介します。

市では現在、新庁舎建設のための準備工事を行っていますが、今後は、この実施設計に基づき12月上旬に新庁舎建設工事の入札を実施し、仮契約を締結します。その後、12月の定例市議会において議決を受けて本契約を締結し、新庁舎建設工事に着手する予定です。

 

実施設計の概要・イメージ動画

新庁舎基本理念・基本方針

基本理念

賑わいを創り 安心して心豊かに暮らせる 郷土(くに)づくりの拠点

基本方針1 「市民を守る安全で安心な庁舎」

1.免震構造の採用

防災拠点として、十分な耐震性能を確保するため地震の揺れに最も強い免震構造を採用。被災直後も業務を継続し災害対策活動を行える計画とする。


2.指揮命令の中枢となる災害対策本部の設置

市長室、副市長室、防災安全課、大会議室を近接して配置し、災害時に迅速に災害対策本部へと機能転換可能な計画とする。

基本方針2 「市民が使いやすく人にやさしい庁舎」

1.安心・快適に利用できる動線計画

敷地内は歩車分離により安全な動線計画とし、車寄せやおもいやり駐車場には庇を設けることで、雨に濡れずに新庁舎へとアプローチできる計画とする。


2.誰もがわかりやすく利用しやすい窓口計画

市民の利用頻度が高い窓口を1階に集約し、わかりやすく誰にでも利用しやすい窓口とする。

基本方針3 「機能的かつ効率的なサービスを提供できる庁舎」

1.将来のレイアウト変更に対応可能なオープンフロア

執務室は基本的に間仕切りのない大空間とし、柔軟性の高い、将来の組織改編にも柔軟に対応できる計画とする。


2.多目的に利用できる会議室

市民および職員が用途に応じ多目的に利用できるように大・中・小の会議室等を設ける。集約配置した会議室等は可動間仕切りの開閉によって、一体的に利用可能な計画とする。

基本方針4 「まちづくりに貢献する開かれた庁舎」

1.人々の交流を促進する市民開放エリア

市民が立ち寄りやすい1階に「まちの茶屋(仮称)」「情報の町家(仮称)」「多目的室」「市民協働会議室」等の市民開放エリアを設ける。市民が気軽に利用でき、市民の交流促進により市全体の経済好循環と活性化に寄与する計画とする。


2.市民に開かれた議会

議場には車椅子用傍聴席や個室傍聴席を設置する等、誰もが利用しやすい計画とする。

基本方針5 「環境に配慮した経済的な庁舎」

1.環境にやさしいエコ庁舎

Low-e(高断熱性)ガラスやルーバー、バルコニーの設置により建物への熱負荷を低減させ、エコボイド(吹抜け)の設置による自然採光・自然換気の確保や、地中熱利用、太陽光発電など自然エネルギーの活用と、LED照明やセンサー付照明などの高効率機器の採用でライフサイクルコストを縮減するとともに、Nearly ZEB(ニアリーゼブ)(※)認証を取得する環境にやさしいエコ庁舎を実現する。

※Nearly ZEB=省エネ(50%)以上+創エネで75%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物。

計画概要

■計画地概要

所 在 地:福岡県八女市本町647 番地

敷地面積:18,079.62 平方メートル

用途地域:商業地域

地域地区等:八女市文化的景観計画区域

防火地域等:準防火地域

指定建ぺい率:80%

指定容積率:400%

 

■建築概要

規模:地上5 階建て

構造:基礎免震構造/鉄筋コンクリート造(⼀部鉄骨造)

建築面積:4,573.47平方メートル

建ぺい率:25.30%

延床面積

新庁舎棟:11,299.47平方メートル(新庁舎棟)

附属棟1 :335.10平方メートル

附属棟2 :94.25平方メートル

容積率  :63.57%

最高高さ:21.95m

駐車台数:約400台

 

■今後の予定

・令和3年 11月~12月中旬 敷地内構造物の移設・撤去、樹木伐採等工事

     ※駐車場が段階的に使用できなくなります。

・令和3年 11月中旬~1月下旬 埋蔵文化財発掘調査

・令和4年1月 新庁舎建設着工(~令和6年1月まで)

・令和6年5月 新庁舎開庁、旧庁舎解体及外構工事開始

・令和7年3月 事業完了(グランドオープン)

 

外観の特徴

伝統的町並みに調和するひな壇型庁舎

 

<伝統>伝統的町並みの白壁をイメージ

バルコニーの腰壁は城下町の白壁をモチーフ(題材)とし、水平を強調した連続的な白壁により、『八女福島伝統的建造物群保存地区』の伝統的な町並みを連想させる。

 

<歴史>温もりのある八女産木材等の活用

城下町の格子窓や伝統工芸の竹細工をモチーフとし、温もりのある八女産木材を、内部のほか外部の木製ルーバーにも活用するなど、歴史と資源豊かな八女をPRするランドマーク(象徴的建物)を創造する。

 

<自然>周辺環境に配慮したひな壇型庁舎

建物上層階をセットバック(後退)させ茶畑をモチーフとしたひな壇状の形態とし、周辺への圧迫感を軽減するとともに、伝統的な町並み景観との調和を図る。

この記事に関するお問い合わせ先

新庁舎建設課 新庁舎建設係
〒834-8585 福岡県八女市本町647番地
電話番号:0943-24-8091
ファックス:0943-24-8083

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