災害に備えましょう~タイムライン(事前防災計画)の作成について~
タイムライン(事前防災計画)とは
タイムラインとは災害発生の前兆段階から「いつ」、「誰が」、「何をするか」をあらかじめ時系列で整理し、人的被害を最小化するために用いられる防災行動計画です。
2012年10月にハリケーン・サンディが米国東海岸を襲った際には、ニュージャージー州の沿岸部で高潮により約4000世帯が被災したものの、タイムラインに基づいた行動を取ったことで被害を最小限に抑えることが出来ました。
ご家庭や自主防災組織でタイムラインをつくったり、例を参考にチェックをしてみませんか?
福岡県総務部防災危機管理局が作成したタイムラインを併せて掲載しています。PDF版はダウンロードしてご利用ください。
タイムラインの例(台風の場合)
レベル |
台風の接近状況 |
住民 ・ 各家庭 |
地域・自主防災組織 |
---|---|---|---|
0:平常時 |
台風は発生していない |
|
救護資機材の点検をする。 |
1:準備 |
台風が発生しおおむね3日後の予報円に入る |
|
自主避難所(公民館等)の点検をする。 |
2:警戒 |
おおむね2日後の予報円に入る |
|
自主防災組織の役割分担や連絡体制を確認する。 |
3:自主避難 |
おおむね1日後の予報円に入る |
|
|
4:避難 |
最接近の数時間前 |
|
|
5:緊急対応 |
最接近 |
|
|
タイムライン(福岡県総務部防災危機管理局作成)

※警報・注意報の発令時期などの時系列については、あくまでも目安であり、実際の状況は異なるものであることに御注意ください。