子宮頸がん予防(ヒトパピローマウイルス〈HPV〉)ワクチンについて
※キャッチアップ対象者(平成9年度~平成19年度生まれの女性)及び令和6年度の定期接種最終年度の方(平成20年度生まれの女性)で、令和4年度~令和6年度の期間中に1回目又は2回目の接種をされた方に限り、上記期限までに接種が完了できない場合には、残りの接種を令和7年度末(令和8年3月31日)まで無料で受けられるよう、経過措置が設けられます。
子宮頸がんワクチン予防接種の休日接種(令和7年3月)
なお、令和7年3月は、八女筑後医師会内の産婦人科クリニックにおいて休日接種が行われますので、接種をご希望の方は是非この機会に接種されますようお知らせいたします。実施医療機関は下記リンクよりご確認ください。(令和7年1月29日更新)
注意事項:必ず医療機関に事前予約をお願いします。
子宮頸がんとは
子宮頸がんは、子宮の入り口(子宮頸部)にできるがんで、子宮の入り口付近に発生することが多いため、婦人科の診察で観察や検査がしやすく、発見されやすいがんです。また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後の良いがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。
進行すると骨盤の中のリンパ節に転移したり、子宮を支えている靱帯を伝って広がったり、また血管やリンパ管を通って子宮から遠い臓器(肺など)に転移したりすることがあります。
子宮頸がんの発生にはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが関わっています。このウイルスは、子宮頸がんの患者さんの90%以上で見つかることが知られており、長期にわたり感染することでがんになると考えられています。なお、HPVは一般に性行為を介して感染することが知られています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)と子宮頸がん検診について
ヒトパピローマウイルスワクチン(以下、HPVワクチン)は、小学校6年生~高校1年生相当の女子を対象に、定期接種が行われています。
対象者で接種を希望される方は、ワクチン接種による「子宮頸がん予防の有効性」と「副作用が起こるリスク」を十分にご理解ください。(子宮頸がんやワクチンについて、詳しくは下記外部リンクやリーフレットをご参照ください。)
また、HPVワクチンを受けていても、子宮頸がん検診を受けることをおすすめします。子宮頸がん検診を定期的に受けることで、がんになる過程の異常(異形成)やごく早期のがんを発見し、経過観察や負担の少ない治療につなげることができます。八女市では、20歳以上の方を対象に集団健診会場、または個別健診(受託医療機関)にて子宮頸がん検診を行っています。詳しくは関連リンクより「住民健診(検診)ガイド本」をご覧ください。
厚生労働省ホームページ・ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防ワクチン)
福岡県庁ホームページ・子宮頸がん予防(HPV)ワクチンについて
子宮頸がんや、HPVワクチンに関するQ&Aは下記リンクをご覧ください。
定期接種について
令和3年11月26日国からの通知で個別勧奨が再開されたため、定期接種対象者のうち、中学1年生と高校1年生の女子には個別通知(予診票を含む)を発送いたします。個別通知が届いた方は、リーフレット等をご覧いただき、接種を受けるかご検討ください。
定期接種の対象者(令和7年度):八女市に住民票(外国人登録含む)がある、小学校6年生(平成25年度生まれ)から高校1年生相当年齢(平成21年度生まれ)の女子
個別勧奨の通知が届いた方以外でも、小学校6年生~高校1年生相当年齢の女子は定期接種の対象者として接種できますので、病院に直接お問い合わせの上、ご予約ください。
※接種を実施している医療機関は、「令和6年度予防接種メニュー表・予防接種受託病・医院名簿」をご参照ください。
キャッチアップ接種について
HPVワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した人に対して公平な接種の機会を確保する観点から、以下の対象者は時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うことができます(キャッチアップ接種といいます)。
キャッチアップ接種対象者には、令和6年度に勧奨ハガキを8月と1月に発送しています。勧奨ハガキが届いている方は、ホームページに掲載のリーフレット等をご覧いただき、接種を受けるかご検討ください。
キャッチアップ対象者(令和6年度):八女市に住民票(外国人登録含む)がある、平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女子
過去にHPVワクチンの接種を3回うけていない人が対象です。
期間:令和4年4月1日~令和7年3月31日(公費で受けられます)
※無料(公費負担)で受けられるのは令和6年度が最終年度となりますが、一定の要件を満たす方は、令和7年度末まで1年延長される経過措置があります。
詳しくは、このページの上部のリンク、「子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)のキャッチアップ接種の経過措置について」をご覧ください。
HPVワクチンの接種は一般的に合計3回で、過去に接種履歴のない方はすべて完了するまでに約6ヶ月間かかります。キャッチアップ接種で全3回の接種を希望される方は、ご留意ください。
接種の際に、接種履歴の有無を確認される場合がありますので、母子健康手帳を接種実施医療機関にご持参ください。
日本国外でお生まれの方で母子健康手帳をお持ちでない方や、母子健康手帳を紛失された方につきましては、接種前に本庁健康推進課や各支所の窓口にて申請いただいたうえで予防接種台帳を交付し、予防接種済証(接種後に医療機関にて記載してもらうためのもの)をお渡しします。
詳しくは健康推進課感染症予防係へお問合せください。
リーフレット
厚生労働省が作成したわかりやすいリーフレットです。

キャッチアップ接種経過措置チラシ(2025年1月版)

高校1年生相当(平成20年度生まれ)の接種経過措置チラシ(2025年1月版)
キャッチアップ接種経過措置チラシ(2025年1月版)厚生労働省 (PDFファイル: 102.3KB)
高校1年生相当(平成20年度生まれ)の接種経過措置チラシ(2025年1月版)厚生労働省 (PDFファイル: 229.0KB)
概要版HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(概要版)(PDFファイル:2.8MB)(2024年2月現在)
詳細版HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(詳細版)(PDFファイル:3.6MB)(2024年2月現在)
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ(PDFファイル:2MB)(2024年2月現在)
HPVワクチンの接種に関係する医療従事者向けリーフレット(PDFファイル:8.4MB)(2024年2月現在)
キャッチアップ接種対象者向けリーフレット(厚生労働省)(PDFファイル:2.2MB)(2024年2月現在)
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン相談窓口について
HPVワクチン接種につきましては、厚生労働省による相談窓口が開設しております。ご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/
シルガード9(HPV9価)ワクチンに関する情報についてシルガード
令和5年4月1日から新たに、シルガード9(9価ワクチン)が定期接種として公費で受けられるようになりました。
厚生労働省が公表するシルガード9(9価ワクチン)に関する情報については、以下より参照ください。
9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について(厚生労働省ホームページ)
小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方向けリーフレット「9価のHPVワクチン」(定期接種) (PDFファイル: 598.8KB)
平成9年度生まれ~平成19年度生まれの女性向けリーフレット「9価のHPVワクチン」(キャッチアップ接種) (PDFファイル: 495.9KB)