ダニ媒介の感染症に注意しましょう

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、ウイルスを保有するマダニに咬まれることにより感染します。

また、SFTSウイルスに感染した犬や猫に咬まれたり、血液などの体液に直接触れることで感染します。

SFTSの感染者数は、平成25年に国内で報告されて以降、報告数は年々増加傾向にあります。

マダニ媒介脳炎について

ダニ媒介脳炎は、ウイルスを保有するマダニに咬まれることにより感染する疾患です。

ダニ媒介脳炎は発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が出現し、髄膜脳炎に進展し死に至ることがあります。

多くの場合、ウイルスや細菌を保有しているマダニに咬まれることにより感染します。

しかし、すべてのマダニがウイルスや細菌を保有しているわけではありません。

感染を予防するためには

1)マダニに咬まれないようにしましょう。

特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意しましょう。

  • 肌の露出を少なくする
  • 虫よけ剤を使用する
  • 帽子・手袋を着用し、首にタオルを巻く
  • シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる

 

2)屋外活動後は、マダニに咬まれていないか確認しましょう。

3)野生動物などの接触にも注意しましょう。

野生動物は、どのような病原体を保有しているか分かりません。野生動物との接触は避けてください。また、動物に触ったら必ず手を洗いましょう。

 

マダニに咬まれたら

  • 吸血中のマダニを見つけた場合は、無理に引き抜こうとせず医療機関で処置をしてもらいましょう。(無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残ることがあります。)
  • マダニに咬まれた後に、発熱・発疹等の症状があった場合は、すぐに医療機関を受診し、マダニに咬まれた可能性があることを医師に伝えましょう。

 

タカサゴキララマダニ雄
タカサゴキララマダニ雌
雌成虫吸血後

写真提供 国立感染症研究所

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