杣（そま）のふるさと文化館内に椎窓猛さんを顕彰する「ムササビ文庫」を開設します

矢部村の学校教育をはじめ、生涯学習・文化交流に尽力した椎窓猛さんの業績を顕彰するため、杣のふるさと文化館内に「椎窓猛記念資料室ムササビ文庫」を整備しました。ふるさと矢部への思い・教育への思い・「愛樹の心」を世界へ発信した愛樹祭コンクールの業績や交友関係などを感じることができる施設です。

矢部村学校教育の祖・詩人・作家 椎窓猛（1929-2022）

1929年（昭和4年）八女郡北川内村（現八女市上陽町）生まれ。父の学校教師勤務の都合で矢部村立日出小へ転校。県立八女中学から福岡第一師範学校へ。本科卒業後、矢部村立飯干小学校教師として勤務の傍ら、詩・童話・小説などの創作活動も行う。
1960年（昭和35年）、童話「ムササビ」が小学生毎日新聞子どもライブラリーに入選。1970年（昭和45年）にはフクニチ児童文学賞を受賞。1980年（昭和55年）の福岡教育センター歌の作詞をはじめ、生涯にわたり県下の幼稚園、小、中、高校など、あわせて15校の校歌を作詞。
矢部村教育長時代の1991年（平成3年）「世界子ども愛樹祭コンクール」を創始。2008年（平成20年）、旧矢部中学校を「杣のふるさと文化館」として開設など、矢部村の教育事業に尽力。
元福岡県詩人会会員・「九州文学」同人。

主な著書

・山峡に生きる椎の葉のような哀歌 詩集
・椎の実村通信 山峡の人生
・山峡かぎんちょ草紙 掌篇小説集
・ハタの夢  過ぎて 天窓舎日録
・山峡風懐集
・忘れなば抄
・秋月賛歌 画文集
・天窓舎季録
・ムササビ
・椎の実の「四季」
・そのひぐらしのめもわーる
・ふるさとに生きる学苑歌集
・青嵐点描
・気まぐれ九州文学館
・奥八女山峡物語
・ペッギィちゃんの戦争と平和 青い目の人形物語

文化の道の駅 杣のふるさと文化館

1947年（昭和22年）に建設された矢部中学校の旧校舎を利用して、矢部の教育沿革・民俗文化や郷土芸能の紹介・世界子ども愛樹祭コンクールに寄せられた作品の展示等を行っています。

開館時間 9:00～17:00
休館日 毎週水曜日・年末年始（12月28日～1月4日）
住所 〒834－1401 福岡県八女市矢部村北矢部11060-1
電話0943－47－2055