八女福島の燈籠人形

八女市本町の福島八幡宮境内で、放生会の奉納行事として秋分の日頃の3日間に公演されます。
山鹿の大宮神社から奉納燈籠をもらい受け、江戸時代半ばに福島町民が独自の工夫をして人形の燈籠を奉納したのが始まりだといわれています。そのころ大阪方面で流行っていた人形浄瑠璃の技術を取り入れて現在の形になりました。3層2階建の釘や鎹を1本も使用しない屋台が、期間中だけ組み立てられ、囃子にあわせてからくり人形芝居が上演されます。

見どころは人形の橋渡し・衣裳の早変わりなど。
令和5年度公演のお知らせ
「八女福島の燈籠人形」は、江戸時代から約280年の永い間、庶民の手により守り受け継がれ、八女の風土と歴史を反映した誇り高き民俗芸能であります。
公演日
口開け公演:9月21日(木曜日) 20:00~
本公演:9月22日(金曜日)~24日(日曜日)
公演時間
口開け公演 20:00~
本公演:9月22日(金曜日)~24日(日曜日) 13:30 15:00 16:30 19:00 20:30
芸題
玉藻之前(たまものまえ)
芸題解説
《ものがたりのあらすじ》
平安時代の後期・鳥羽上皇に仕える玉藻之前という大変な美貌の持ち主で才媛がいました。院の寵愛を一身に受けていましたが、実は尾が九つあったという白面金毛九尾の狐の化身でした。あるとき、清涼殿において催された管弦楽の折、不思議な出来事が起こりました。そこで陰陽博士安倍泰成にその正体を見やぶられ、はるか遠く下野国那須野の原に逃げ去りましたが追討の三浦上総介に討ちとられました。
しかし狐の怨霊は殺生石となって近くを通る人畜に危害を加えるようになりました。その後、百年程経た後深草の治世、高徳の僧・玄翁和尚がみ仏の力をかりて杖で殺生石を三度たたくと、さしもの悪鬼も昇天成仏しました。
演題解説(漫画)
今年の演題である「玉藻之前」を漫画で分かりやすく解説しています。
会場
この記事に関するお問い合わせ先
文化振興課 文化振興係
〒834-8585 福岡県八女市本町647番地
電話番号:0943-23-1982
ファックス:0943-24-4331
お問い合わせはこちら