八女福島の燈籠人形

八女市本町の福島八幡宮境内で、放生会の奉納行事として秋分の日頃の3日間に公演されます。
山鹿の大宮神社から奉納燈籠をもらい受け、江戸時代半ばに福島町民が独自の工夫をして人形の燈籠を奉納したのが始まりだといわれています。そのころ大阪方面で流行っていた人形浄瑠璃の技術を取り入れて現在の形になりました。3層2階建の釘や鎹を1本も使用しない屋台が、期間中だけ組み立てられ、囃子にあわせてからくり人形芝居が上演されます。

見どころは人形の橋渡し・衣裳の早変わりなど。
令和4年度公演のお知らせ
「八女福島の燈籠人形」は、江戸時代から約280年の永い間、庶民の手により守り受け継がれ、八女の風土と歴史を反映した誇り高き民俗芸能であります。
令和4年度は、感染症対策を講じながら、下記のとおり公演を行う予定です。
公演日
口開け公演:9月22日(木曜日) 20:00~
本公演:9月23日(金・祝)~25日(日曜日)
公演時間
口開け公演 20:00~
本公演:9月23日(金・祝)~25日(日曜日) 13:30 15:00 16:30 19:00 20:30
芸題
春景色筑紫潟名島詣(はるげしきつくしがたなじまもうで)
芸題解説
弁財天を厚く信仰する大名一行が従者を引きつれ、筑前・名島神社に詣でました。筑紫の潟は、やわらかな春風が差し込み、帆をあげた小舟はのどかに行き交い、その帆影は春の波間に漂っています。咲き誇る桜の花は、名島に座します御社を薄紅に染めあげ、筑紫の国は春たけなわです。
門前の茶店で盃を傾けていた大名一行は、春の情景に酔いしれ思わず盃が進み、いつのまにかまどろむのでした…。
(夢の中)…、衣をまとった舞姫姿の弁財天が側近である十五童子のひとり金財童子を連れだち現れます。愛宕の宮、筥崎八幡、あるいは千代松原…。最後に名島の社に舞い降りて周囲に桜吹雪が舞い散るなか、弁財天と金財童子は、心ゆくまで社前で舞遊ぶのでした。
会場
公演当日のご案内
令和4年度八女福島の燈籠人形公演に係る注意事項
今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、福島八幡宮の東西2カ所の入口にて、検温・手指消毒を行いますので、ご協力をお願いいたしします。
また、屋台前の観覧スペースで観覧をご希望の場合は、整理券が必要となります。
整理券をお持ちの方のみ、観覧スペースでの観覧が可能となります。
観覧スペースに用意されている観覧席は、数に限りがありますので、お席の譲り合いにご協力ください。
整理券は、前の公演終了後から、受付にて配布いたします。(13時半公演については、12時半より配布)
その他、以下の注意事項をご確認ください。
令和4年度 福島八幡宮会場図
新型コロナウイルス感染症対策について
令和4年9月9日に開催された、福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、催物の開催規制等についての県の方針が決定されました。
八女福島の燈籠人形公演は、県の方針に沿って、感染症対策を講じながら、開催いたします。
詳しくは県ホームページをご覧ください。
≪催物(イベント等)における感染防止対策の徹底をお願いします≫
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/covid-19-cooperation-event.html
※八女福島の燈籠人形公演に係る感染防止策チェックリストは下記のとおりです。
この記事に関するお問い合わせ先
文化振興課 文化振興係
〒834-8585 福岡県八女市本町647番地
電話番号:0943-23-1982
ファックス:0943-24-4331
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