創造的活動従事制度「やめセカンドジョブ制度」

「挑戦」が、八女市の未来を創る。職員の新しい働き方「やめセカンドジョブ制度」のご紹介

「やめセカンドジョブ制度」とは?

八女市では、職員が勤務時間の一部(週の正規の勤務時間の最大20%)を活用し、所属部署の垣根を越えて、担当業務以外の創造的な活動に取り組む「やめセカンドジョブ制度」をスタートしました 。

この制度は、複雑化する行政課題に対応するため、職員一人ひとりが持つ多様な能力や経験、アイデアを最大限に活かす新しい働き方の仕組みです。
職員が挑戦する文化を組織全体で育み、市民サービスの向上と新しい価値の創造を目指します。

 

制度が目指す3つのこと

変化に強い組織をつくる

多様化・複雑化する行政課題へ柔軟に対応するため、部署の垣根を越えて協力できる、しなやかな組織を目指します 。

意欲と創造性を引き出す

職員一人ひとりがモチベーション高く仕事に取り組み、それぞれの創造性を最大限に発揮できる環境を整えます 。

新しい価値でサービスを向上させる

職員の創造的な活動から生まれる新しい価値や業務改善を、市民サービスの向上へとつなげていきます 。

 

職員の意欲を形にする、4つの活動タイプ

本制度には、職員の意欲やスキルに応じて選べる4つの活動タイプがあります 。

 

自主提案型:職員のアイデアで未来を創る

職員の「もっとこうなったらいいのに!」という自由な発想から、市の政策や業務改善を提案し、自らが主体となって実現を目指す活動です 。

自主提案型

業務改善型:「とくぎ」を活かしてカイゼンを加速させる

DX推進など、専門的な知識やスキルを持つ職員が「助っ人」となり、各部署だけでは解決が難しい業務改善プロジェクトを支援する活動です 。

業務改善型

プロジェクト参画型:市の公式プロジェクトで課題に挑む

市長が特に重要と考える政策課題に取り組む「市長特命型」や、各課が主導する公式プロジェクトに参加し、チームの一員として大きな課題解決に挑戦する活動です 。

プロジェクト参画型

庁内サポーター型:職員の「とくぎ」で仲間を助ける

「動画編集が得意」「翻訳ができる」といった職員一人ひとりの知識や経験(=とくぎ)を活かし、短時間からでも他の部署の業務をサポートする活動です 。

庁内サポーター型

挑戦を支える5つの原則

職員一人ひとりの挑戦を、組織全体の力へと変えていくため、この制度は土台となる以下の5つの原則を定めています。

1.全職員の「現場での経験」を、市の力に

特別なスキルだけでなく、職員一人ひとりが日々の業務で培った現場での経験こそが、課題解決のヒントになると考えています 。この制度では、管理職を含む全ての職員を主役と位置づけ 、その知見を市の力に変えていきます。

2.組織全体の効率化による、挑戦する時間の創出

活動時間は、個人の努力だけに頼るものではありません 。市役所全体の業務効率化を進めることで、組織として新たな挑戦に使う時間を生み出すことを目指します 。

3.『責任』と『支援』で支え合う文化の醸成

挑戦する職員は、自らの業務の効率化や周囲との調整を通じて、本来の業務に支障が出ないよう責任を持って活動します。

同時に、上司や同僚は、その挑戦を組織の成長につなげるため挑戦する職員を支援します。この『責任』と『支援』の文化が、制度の土台となります。

4. 全ての経験の共有と、組織の「財産」化

活動の成功や成功に至らなかった経験も含め、すべての挑戦から得られた知識や学びを組織内で共有し、組織全体の「財産」に変えていきます 。

5. デジタル活用による、スムーズな挑戦の後押し

職員が活動を始めやすいよう、アイデアの提案から応募、承認、報告まで、一連の手続きをデジタルで完結できる仕組みを整えています 。

 

市民の皆様へ

この「やめセカンドジョブ制度」は、職員の挑戦意欲を高め、組織を活性化させることで、最終的には市民サービスの向上に繋がる取り組みです。職員が部署や担当の壁を越えて連携し、新たな視点で課題解決に取り組むことで、これまでにない政策の実現や、より質の高い行政サービスの提供を目指してまいります。

八女市の新しい挑戦に、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

未来創造戦略室 未来創造係
〒834-8585 福岡県八女市本町647番地
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