災害用大型浄水器を導入しました!
災害用大型浄水器について
導入の経緯
令和6年1月1日に発生した能登半島地震では、大規模な断水が発生し、水道の復旧に数か月を要し、飲料水、生活用水確保の難しさが浮き彫りとなりました。
近年、南海トラフ地震の発生確率の高まりが指摘されていますが、八女市北部には水縄断層があり、災害発生時には長期間、飲料水や生活用水の供給が途絶えることを想定しておく必要があります。
また、八女市は広大な面積を抱え、集落も点在していることから、集落の孤立、断水が発生すると復旧が困難となる恐れがあります。
八女市では、各避難所に飲料水を備蓄しているほか、関係事業所と連携協定を結び、災害時の飲料水確保のために対策を行っています。
今回、より複層的な備えを実現するため、各地に点在する河川や池、プールなどを水資源のひとつとして有効活用し、衛生的な飲料水や生活用水を安定的に確保することができる浄水器を導入しました。
製品について
【製 品】 逆浸透膜型非常用浄水器
【台 数】 1台
【浄水能力】 350L/1時間 (1日2,800人分の飲料水確保が可能。)
【サ イ ズ】 幅560mm×奥行760mm×高さ1,420mm
【重 量】 約70kg
【特 長】 給水ホースを水源に投入し、電源を入れるだけで簡単に操作可能。RO逆浸透膜フィルターにより、河川、池、井戸、貯水槽、プール、雨水などをろ過し、飲料水を造水することが可能。化学物質の除去率85~99%
災害用大型浄水器
浄水された水の様子
浄化した水を市長が試飲されました!
浄化した水を試飲される市長
令和6年9月13日に災害用大型浄水器お披露目式が行われました。
式では、今回導入した機械を使って、福島八幡宮横の文化池の水を浄化し、浄化した水を市長が試飲されました。
浄化した水は、「においや濁りもなく、飲みやすい水」と好評でした。