八女市戦後80周年記念特設ページ

未来へつなぐ平和の願い

令和7年度は、戦後80年という大きな節目の年です。八女市では、戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて見つめ直し、未来を担う世代へ平和の大切さをつなぐため、1年を通してさまざまな平和の取り組みを実施します。このページでは「平和の火」イベントや市民参加型の企画など、戦後80周年記念事業の内容をご紹介します。
平和の塔

八女市星野村平和の広場に立つ、平和の塔。
昭和20年(1945年)広島・長崎の原爆によって亡くなられた方々の冥福を祈り、世界平和への願いを新たにしていくために建てられました。
塔の中に燃える“平和の火"は、焦土と化した広島から星野村の山本達雄さんが持ち帰り、やがて村が引き継いで、今日まで絶えることなく燃え続けています。
世界の恒久平和を願う八女市民の心のシンボルです。
事業スケジュール(予定)
日にち | イベント名 |
7月19日 | キラリ☆やめっ子サマーキャンプ(キャンプミーティング) |
7月21日 | あつまれ!元気もんフェア |
7月25日~8月15日 | 戦後80周年パネル展 |
8月1日~8月31日 | 平和関連図書の展示 |
8月6日 | 八女市平和祈念式典 |
8月14日 | 大淵献燈祭 |
8月16日 | 八女上陽万灯流し |
9月6日 | 平和への灯(ともしび) 八女和紙で紡ぐランプシェード作り |
11月15日~16日 | 八女矢部まつり |
12月6日 | スマイルフェスタ八女2025 |
随時 | 小・中・義務教育学校での平和学習 |
予定は変更になる場合があります。
イベント紹介・開催レポート
キラリ☆やめっ子サマーキャンプ
自然豊かな環境の中で、2泊3日の集団生活を行い、市内から集まった新たな仲間とさまざまな体験活動(マリン活動、塩づくり体験、野外炊飯など)を行います。事前に行うキャンプミーティングにおいて、参加者で折り鶴を作成します。
レポート
7月19日(土曜日)、立花公民館でキラリ☆やめっ子サマーキャンプ参加者のミーティングを開催しました。ミーティングでは平和学習の時間を設け、星野村の平和の塔について紹介し、参加者は千羽鶴作成のための折り鶴づくりに取り組みました。8月2日から3日間にわたり熊本県立あしきた青少年の家で開催したサマーキャンプ本番でも平和学習を継続し、元気もんフェアで作成された折り鶴を加えて心のこもった千羽鶴を完成させました。完成した千羽鶴は星野村で開催された平和祈念式典に献呈され、平和への祈りとして届けられました。
あつまれ!元気もんフェア
八女市内の児童を対象としたものづくり体験イベントです。平和に関する短冊作成と折り鶴作成のブースを設置します。
レポート
7月21日(月曜日)、おりなす八女で「第19回 あつまれ!元気もんフェア」が開催され、ものづくりなどを楽しむ多くの子どもたちで賑わいました。会場内に設けられた「平和の祈り」コーナーにも多くの子どもたちが訪れ、折り鶴を折ったり、平和への願いを短冊に書いたりして、平和について思いを馳せる様子が見られました。
戦後80周年パネル展
八女市役所本庁の情報の町家にて、日本非核宣言自治体協議会「ミニミニ原爆展」パネルを展示します。また、紙芝居「おばあちゃんと風船ばくだん」を展示します。
レポート

平和関連図書の展示
図書館本館と分館で平和関連図書のコーナーを設けて展示します。
レポート
八女市平和祈念式典
星のふるさと公園平和の広場で平和祈念式典を毎年8月6日に行います。八女市では、星野村の故山本達雄さんが被爆地の広島から持ち帰られた「平和の火」が80年という永い年月を経た今も灯り続けており、平和への思いを次の世代につなぐ取り組みとして、毎年この式典を開催しています。
レポート
8月6日(水曜日)平和の広場にて平和祈念式典が開催されました。
市民や地元の小中学生など約250人が参列し、小学生代表の山口明莉さんと中学生代表の今村凛太さんがそれぞれ平和の誓いを述べました。最後に星野中学校全校生徒による合唱「この灯を永遠に」が会場に響き渡りました。
大淵献燈祭
大淵献燈祭は、お盆には故人の御霊が帰ってくると言い伝えられていますが、お盆にお帰りになった御霊を感謝と畏敬の念をもってお送りするもので、故人のお名前などを貼った高さ約1.8メートル、直径約1.2メートルほどの灯篭に灯をともし、空中へ舞い上げて「精霊」をお送りするものです。今回は燈篭に「平和の火」を採火します。
レポート
8 月 14 日(木曜日)、げんき館おおぶちで、「大淵献燈祭」が開催されました。今 年は終戦 80 周年ということで、大燈篭の献燈には星野村の「平和の火」を使用し ました。簑原市長がろうそくで火を点けると、大燈篭は空高く舞い上がり、来場 者たちはその様子を見ながら平和への祈りを捧げました。八女市からも「平和」 と記載した燈篭を一基献燈しました。また、会場には「平和の火」について解説し たパネルも設置し、来場者たちは足を止めてパネルを見て、故人を偲ぶとともに 平和を祈りました。当日はたくさんの燈篭に火が灯り、大淵の夜を明るく照らす 一夜となりました。




八女上陽万灯流し
毎年8月16日、星野川に灯ろうを流す、夏の恒例行事。川を大切にしたいという思いと、ふるさと発見の願いが込められています。淡い光を放ちながらゆらゆらと水面をすべる、たくさんの灯ろうが石橋の風景と相まって、幻想的な空間が作り上げられます。今回は灯ろうに「平和の火」を採火します。
レポート
8月16日(土曜日)、ダニエルイノウエミュージアムにおいて、第31回八女上陽万灯流しが開催され、多くのふるさとへの帰省客で賑わいました。開会式では、平和の火が大灯ろうへ採火され、訪れた皆さまとともに平和への思いを新たにしました。
会場では、思い思いの願いごとが描かれた灯ろうが、穏やかに流れる星野川へと浮かべられました。川面をゆらゆらと漂う灯かりを静かに見守る親子連れの姿が印象的な、心安らぐひとときとなりました。


平和への灯(ともしび) 八女和紙で紡ぐランプシェード作り
戦時中の八女和紙の歴史を学びながら、平和な生活の中で暮らしに溶け込み、受け継がれてきた和紙を使ったランプシェード作りを行います。
【9月6日開催】平和への灯八女和紙で紡ぐランプシェードづくりページへ
レポート
八女矢部まつり
さまざまなステージイベント、農産物の販売、飲食コーナー等で、奥八女矢部の秋と矢部の味をお楽しみください。今回は「平和の火」の歴史のパネルブースを設置します。
レポート
スマイルフェスタ八女2025
日頃から人権について考え、人権問題に気づく感性と人権感覚を身につけ、自ら行動することができる人権意識の高揚を図るため、人権週間にあわせて開催します。今回は「平和の火」の歴史のパネルブースを設置します。
レポート
小・中・義務教育学校での平和学習
小・中・義務教育学校においては、各学校の年間計画に沿って発達段階に応じた平和学習を行っています。
また、平和事業の一環として、市立中学校・義務教育学校から生徒代表を各校1名ずつ被爆地広島へ派遣しています。 生徒たちは、平和記念式典への参加や平和記念資料館を見学することを通して、戦争の悲惨さや命の尊さについて学びます。