定例記者会見の内容(令和4年1月)

令和4年1月の定例記者会見の内容を報告します。

  • 日時 令和4年1月6日(木曜日)13時30分~
  • 会場 八女市役所 205会議室
  • 八女市の出席者 市長、副市長、各部長、担当課長等

1.市長あいさつ

今年は、ワクチン接種や感染防止対策の効果などにより、本市においては10月28日以降、新型コロナウイルス感染症の新規感染がない状況の中で新年を迎えることができました。
しかしながら全国的には新規感染が急拡大しており、本県においても「オミクロン株」の市中感染が確認されるなど、「第6波」の到来が懸念されます。
福岡県では1月5日現在で46人の感染が確認されており、沖縄では7月からまん延防止等重点措置の申請をしている状況で、危機的な状況だと認識しています。
今後も感染状況を注視しながら、医師会、医療機関、保健所等、関係機関との連携をより一層強化するとともに、市民の皆様へ引き続き、基本的な感染防止対策をお願いしたいと考えております。

また、市内には飲食店や小売店が多く、地域の経済に非常に大きな影響を与えているところです。特に、商工業だけでなく、農業も大きい被害を受けています。
厳しい環境の中ではございますが、低迷する地域経済をしっかりと立て直す努力をしていかなければと思っています。

ワクチン接種についてでございますが、本市における2回目の接種率は、対象者の83%となっており、市民、医療機関の皆さまのご協力に深く感謝を申し上げます。
3回目の接種については、医療従事者や高齢者施設の入所者等を対象に、既に開始していますが、2月から65歳以上の方の接種を始めます。64歳以下の方についても、2回目接種完了後8か月以上を経過した後に、3回目の接種ができるよう順次接種券を発送する予定です。

一方で、社会経済活動の回復も進めなければなりません。
本市においては、これまで国県の支援策に加え、市独自の緊急支援策を11回にわたり打ち出し、地域経済や市民生活への支援に取り組んでまいりました。
今後も感染状況を踏まえ、地域の実情に応じた施策を実施しながら、市民、事業者の皆さまとともに、この難局を乗り越えてまいりたいと考えております。

災害対応については、昨年8月の豪雨により、市内各所で甚大な被害が発生しています。
緊急を要する箇所は既に工事に着手しておりますが、12月に災害復旧事業の査定が終了し、現在、復旧工事の発注作業を進めています。今後も国県と連携を図りながら、被災地域の皆さまのため、一日も早い復旧・復興を目指して取り組みを進めてまいります。

さて、皆様には年末に、本市の10大ニュースをお知らせしておりますが、昨年もさまざまな事業に取り組んでまいりました。

第5次八女市総合計画のスタートをはじめ、観光分野では、ダニエル・建・イノウエ氏の胸像建設、奥八女焚火の森キャンプフィールドのオープン、八女市観光協会の発足等がございました。今日までそれぞれの旧町村で観光協会を設置して活動しておりましたが、今後は八女市全体でしっかりと連携協力しながら、観光事業に取り組んでいかなければならないという前提で、観光協会を発足いたしました。

また、環境面では、八女中部衛生施設事務組合のし尿・浄化槽汚泥処理施設が完成し、供用を開始しております。
ご承知の通り、旧八女東部の黒木町にありました処理施設と統合して、新しく建設したところです。

その他にも、黒木町大淵区の全国過疎地域連盟会長賞の受賞、全国茶品評会では本市が玉露、煎茶4キログラムの2部門で最高賞である産地賞1位を受賞するという嬉しいニュースもございました。

また、スポーツ分野では、八女市出身の桐明輝子選手が東京オリンピック、カヌー競技2種目に出場されました。10大ニュースにはありませんが、西日本短期大学附属高校の甲子園出場、八女学院高校の春高バレー初出場決定等、市民に夢と希望を与える明るいニュースがございました。
八女学院については、昨日の初戦を見事に勝利され、本日の2回戦で秋田県の秋田北高校と対戦されることになっております。私たちも市を挙げて応援したいと考えています。

庁舎建設については、12月に入札を行い、定例議会において契約の承認をいただきました。今月から本格的に本体工事に着工し、令和6年5月の供用開始、令和7年2月の全工事完了を目指して事業を進めてまいります。

先ほども、申し上げましたが、昨年は今後10年間のまちづくりの指針となる「第5次八女市総合計画」がスタートし、今年は2年目を迎えます。今後、本計画に沿った様々な施策を実施してまいりますが、この10年は、本市にとって極めて重要な10年になると思っています。
人口減少、少子高齢化、産業の振興、防災対策等、多くの課題が山積する中で、私たちは20年後、30年後、いや50年後、今日の子どもたちが成長した時代に、どういう八女市を譲り渡していくことが出来るのか、健やかに幸せに健康で人生を送れるような基盤づくりを残り9年間でしっかりと取り組んでいかなければならないと思っています。
今日の子どもたちが大人になった時に、誇りを持って暮らせるような地域をつくるため、また、八女市が持つ多くの恵みを次世代につないでいくために、今年も全力で市政運営に取り組んでまいりますので、皆さまのより一層のご協力をお願いいたします。

定例記者会見の様子

2.報告事項

(1)第75回全国茶品評会結果報告

(2)第68回八女市成人式

(3)新型コロナウイルス感染症対策について

(4)八女市イベント情報

3.質疑応答

質問)成人式に関して、まん延防止措置等が発出された場合の対応について
回答)現在のところ切迫した状況であるとは言えないので、開催していきたいと考えているが、仮にまん延防止措置や緊急事態宣言が発令されたとなれば、市内の感染状況も考慮のうえ、中止・延期も含めて検討することも考えられる。
質問)成人式の参加対象者数は
回答)住民票登録者560人と市外からの申し込み106人の合計666人
質問)成人式の昨年度の開催形態は
回答)今年度の予定と同様、2部制で実施した。
 

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