「栄林周瑞禅師を偲んで」(令和5年5月9日更新)

こんにちは。八女市長の三田村です。

新緑の美しい季節を迎えた5月2日、黒木町笠原の霊巌寺において「第60回 献茶祭」が開催されました。

八女茶は室町時代に学僧であった栄林周瑞禅師が、明時代の中国から茶の種子を持ち帰り、鹿子尾村の庄屋、松尾太郎五郎久家氏にその種子を与え、栽培法、製茶法等を伝授したのが始まりといわれており、今年で600年を迎えます。

毎年、八十八夜(5月2日)に栄林周瑞禅師の不滅の遺徳をたたえしのび、併せて八女茶の弥栄を祈念することを目的として開催されているものです。

当日は服部福岡県知事をはじめ多くのご来賓の皆様、そして関係機関及び生産者の皆様ご出席のもと、4年ぶりにコロナ禍以前と同規模での開催となりました。

長い歴史と先人たちのたゆまぬ努力によって、八女茶は数々の日本一に輝き、高級茶として全国に名声を高め、福岡県を代表するブランドに発展しました。一方で生産面や消費面では厳しい現状に直面していることも事実です。

私たちは、本市が八女茶発祥の地であることに誇りを持ち、栄林周瑞禅師への感謝の気持ちを忘れることなく、これからも、全国、そして海外の多くの方々に急須で淹れた八女茶をおいしく飲んでいただけるよう、生産者及び関係機関の皆様とともに、八女茶のさらなる普及と消費拡大等に努めてまいりたいと考えています。

第60回献茶祭での市長あいさつの様子
第60回献茶祭の様子
栄林周瑞禅師銅像

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