排水ポンプ車披露式(令和3年7月1日更新）
こんにちは。八女市長の三田村です。
6月27日、筑後市の矢部川河川敷で、県が筑後南部地域を対象に配備した「排水ポンプ車」の披露式がありました。大雨で住宅地や道路が浸水した場合に、現場の最前線に速やかに駆け付け排水作業を行うもので、排水能力は1分当たり30立方メートルと、一般的な25メートルプールの水を約10分で排水することが可能です。
披露式は、県議会議員、県土整備部、筑後南部地域の市町長等、関係者が出席する中で行われ、私も関係自治体の首長を代表してごあいさつさせていただきました。
近年の自然災害は、複雑多様な傾向をますます強めており、短時間で集中的に降る雨により、福岡県では4年続けて大雨特別警報が発令されています。昨年の7月豪雨では、この県南地域においても内水氾濫による住宅・道路の浸水被害や、河川、農業施設、農作物等、多岐にわたり甚大な被害を受けました。
八女市でも断続的な大雨により、矢部川・中川原橋の観測地点では氾濫危険水位を超えるなど記録的な雨量となり、その際、立花町の山下地区にて、県の排水ポンプと国土交通省所管の排水ポンプ車に出動いただき、浸水被害の軽減に大変な貢献をいただきました。
このような中、今回新たに八女県土整備事務所が管理する排水ポンプ車が導入されることは、集中豪雨等の自然災害から市民の生命、財産を守り、地域の被害を最小限にとどめることに、大いに寄与するものと期待しています。
いよいよ7月に入り、梅雨末期を迎えます。例年、集中豪雨が発生するこの時期に、本施設の活用など、県をはじめとする関係機関の皆様とさらに連携を深めながら、出水期の災害対応に万全を期してまいりたいと考えています。
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