山本健吉先生とダニエル・建・イノウエ氏(令和3年3月25日)

3月18日、文芸評論家山本健吉先生の33回忌法要が、菩提寺の無量寿院で営まれました。山本先生は、黒木町出身の文芸評論家石橋忍月先生の三男として長崎に生を受け「日本の文学の根底を成すものは詩歌である」という一貫した論旨で執筆を続けられました。それらが評価され数々の文学賞を受賞、昭和58年には文化勲章を受章されました。

法要には、生前、先生と親交を深められた歌手のさだまさしさんも参列され、夜におりなす八女で開催されたコンサートでは、先生が最高傑作と評した「防人の詩」など、聴く人の心を揺さぶる圧巻の歌声を披露されました。

また、同日、ホタルと石橋の里公園で、上陽町にルーツを持つダニエル・建・イノウエ氏の胸像除幕式を行いました。ハワイ州選出のアメリカ上院議員として永年活躍され、日米の友好関係構築に尽力されたダニエル氏。ホノルルの空港には氏の名前が付けられており、その功績の大きさを物語っています。

平成27年に米国から贈られたハナミズキと、祖先の故郷に思いを馳せられたダニエル氏の胸像を持つ公園が、日本とアメリカの架け橋、友好の象徴として人々の心の拠り所になることを期待しています。

この日は、様々な分野で偉業を成し遂げた方と八女市とのつながりを感じる一日でした。これらのご縁を大切に守り、八女の地から文化の輪を広げる発信を行いながら、ふるさとを誇りに思える地域づくりに取り組んでまいります。

 

法要の様子
さだまさしさんと八女市長
ダニエル・建・イノウエ氏の胸像除幕式

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