南朝の里シンポジウムIN東京(2015年10月14日更新)

みなさん、こんにちは。八女市長の三田村です。

秋も深まり、朝夕は少し肌寒くなってきました。市内の直売所を訪れ、地元で採れた新米や果物など秋の味覚がずらりと並ぶさまを見ると、まさに実りの秋を実感するとともに、八女の自然の恵み、豊かさを改めて感じます。

先日、東京の日本橋公会堂において、友好交流都市である奈良県吉野町主催の「南朝の里シンポジウム〜吉野朝廷の哀史を紐解く〜」が開催されました。私もパネリストとしてお招きいただき、作家・歴史研究家の井沢元彦さん、如意輪寺住職の加島公信師、女優の水夏希さんらと「〜南朝の都『吉野』と九州の拠点『八女』〜」と題したパネルディスカッションに参加しました。

当日は抽選で選ばれた約400名の歴史ファンに来場いただくなか、国指定重要文化財である五条家文書や金烏の御旗、良成親王御陵墓がある大杣公園、懐良親王御墓所など、八女市における南朝の貴重な歴史遺産を紹介するとともに、八女茶やあまおう、電照菊等の特産品、伝統工芸、観光資源等、東京の地でしっかりと八女市のPRをさせていただいたところです。

さて、昨年9月に行った吉野町との友好都市締結から1年が経ちました。今後も両市町の絆をさらに深め、さまざまな交流事業を行いながら、八女市の情報発信を積極的に行ってまいります。

600年以上もの間、黒木町、矢部村、星野村の奥八女の地で、地域の皆さんがそれぞれに大切に守り、継承してこられた南朝の歴史遺産。これまで点で存在していたものを線で結び、八女市全体の大切なものとして後世に引き継いでいくことが今を生きる私たちの役割ではないでしょうか。そして、市民がこれらの歴史遺産に誇りを持てるような取り組みを着実に続けていくことが、歴史・文化の香りが息づく次の新しい八女市を築くことになると思っています。

南朝の里シンポジウムIN東京
金烏の御旗
大杣公園祭

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