大杣公園祭(2013年10月10日更新)

みなさんこんにちは。八女市長の三田村です。

10月も半ば近くなりましたが、まだまだ残暑が続いています。暦どおりの季節感は味わえず、ズレが大きくなっているようです。どうぞ体調管理にはお気をつけください。

さて、南北朝時代に南朝側の後村上天皇の命をうけ後征西将軍として活躍された良成親王の命日にあたる10月8日、その墓陵がある矢部村で「大杣公園祭」が開かれました。この祭りは600年以上に渡って、脈々と地域によって守られてきたもので、何ものにも代え難い価値のある地域の歴史・文化資源です。今後も大事に継承していかねばなりません。

また今回は、後醍醐天皇がはるばる京都から御所を移された南朝方の本拠地であった奈良県吉野町から、北岡町長に参加をお願いいたしました。良成親王は幼くして後征西将軍となり、長い月日をかけて九州の地、そして矢部の地へとおいでになりました。式典では、600年以上も前に結ばれた地域間のご縁が、眼前に再生されたことに大きな喜びを感じながら町長のごあいさつを受けました。

おかげさまで、光ファイバー網やコミュニティFMの整備、あるいは東部スポーツ公園や子育て支援総合施設、岩戸山歴史文化交流館など将来の布石となるような大規模事業には一定の目途をつけることができました。今後は、長い年月をかけて地域に蓄積されてきた歴史・文化資源の活用に目を向けたいと考えています。奈良県吉野町との友好都市事業もその一環になります。文化の香り高い成熟したまちづくりに向けて努力を続けてまいります。