平成26年度決算状況

「平成26年度決算状況」について

(グラフ)平成26年度決算状況

決算の状況

平成26年度は、第4次八女市総合計画を始めとする各種計画に基づいて、財源の重点的な配分を行い、少子高齢化対策、安心安全なまちづくりの推進、農林業の振興、観光の振興、過疎対策や定住促進などの事業を推進してきました。
 一般会計決算額は、歳入で418億1116万円、歳出で393億4207万円、差引き24億6909万円となります。これから翌年度へ繰り越した事業にあてる財源18億6861万円を差引き、実質収支で6億48万円の黒字決算となりました。この内から1億円を財政調整基金に積み立て、残りの黒字額5億48万円を平成27年度の財源に充当しました。

歳入(入ったお金)の内訳 グラフ1

歳入の内訳の主なものをみると、皆さんの納めた市税が、歳入全体の16.1%にあたる67億4695万円、地方交付税は、34.4%にあたる143億9973万円、国県支出金は、26.7%にあたる111億3822万円で、自主財源が29.5%、依存財源が70.5%となりました。

歳出(使ったお金)の内訳 グラフ2

歳出の内訳の主なものを金額の大きい順に目的別にみると、民生費が最も高く115億7095万円で全体の29.4%を占めています。主な事業として、自立支援給付事業15億187万円、子育て支援総合施設整備事業5億1033万円等です。続いて、総務費が16.1%にあたる63億4336万円、災害復旧費が13.0%にあたる50億9674万円で、九州北部豪雨災害による復旧工事費が主な要因となっています。

(グラフ)一般会計市債・基金残高の推移

平成26年度の主な事業

快適で安全・安心な暮らしを支える都市基盤づくりと都市機能の充実

  • 都市圏アクセス環境整備事業:454万円 
  • 乗合タクシー運行事業:6,491万円 
  • コミュニティFM放送局運営事業:3,100万円 
  • 道路・河川改良事業:4億9,648万円 
  • 防災対策事業:3,641万円 

人と自然にやさしく、暮らしやすい生活空間づくり

  • 住宅用太陽光発電システム設置推進事業:1,424万円 
  • 住宅改修費補助事業:1,415万円 
  • 雇用促進住宅改修事業:9,082万円 
  • 飲料水改善事業:721万円 

地場産業・観光の振興と地域資源を活かした新産業創出、雇用の確保

八女材普及促進住宅資材助成事業:1,995万円 

  • 茶のくに観光バス運行事業:362万円 
  • 地域間交流施設整備事業:1,301万円 
  • プレミアム商品券助成事業:2,000万円 
  • 伝統工芸等継承者育成事業:144万円 

少子・高齢社会に対応し、自分らしく、安心して暮らせるまちづくり

  • 介護予防事業:6,652万円 
  • 乳幼児・こども医療対策事業:1億2,445万円 
  • 子育て支援総合施設整備事業:5億1,033万円 
  • やめっ子夢祝金支給事業:2,115万円 
  • 八女UIターン子ども応援手当事業:384万円 

生きる力の育成と豊かな心を育てるまちづくり

  • 学力向上推進事業:8,412万円 
  • 心と体の健康教育推進事業:1,617万円 
  • 姉妹・友好都市交流事業:862万円 
  • 民俗文化財の保存と継承:920万円 
  • 岩戸山歴史文化交流館建設事業:4億588万円 
  • 芸術文化の振興:593万円 

市民とともに歩み、市民とともに進めるまちづくり

  • まちづくり協議会の活動支援強化事業:2,438万円

1)防災対策事業

土砂災害警戒区域などの危険個所や避難所などを掲載したハザードマップを全世帯に配付し避難体制の整備につなげました。また、自主防災組織の支援のため補助金を交付したほか、土のう作成材料費の提供や避難所に非常食を始め備蓄品を計画的に配備したことより、市民の防災意識の向上と災害への備えが充実しました。

(写真)ハザードマップ画像

2)八女材普及促進住宅資材助成事業

八女材を活用した新築木造住宅32件に対し補助金(市内の者に50万円、市外からの転居者においては80万円)を交付しました。市外からの転居も4件あり、八女材の需要拡大と定住化促進が図られました。また事業を推進するために、設計業者並びに建築施工業者への補助(5万円)も行い、八女材の需要拡大と木材・木造住宅関連産業の活性化を図りました。

(写真)八女材普及促進住宅画像

3)介護予防事業

すべての高齢者を対象に行う一次介護予防事業では、認知症等の介護予防に関する知識の普及啓発や介護状態に陥らないための筋力トレーニング教室を開催しました。また、虚弱な高齢者を対象とした二次介護予防事業では、運動器や口腔器の機能向上、栄養改善や認知症予防等の事業を実施し、要介護(要支援)状態になることの予防や状態の改善、悪化の防止を図りました。

(写真)介護予防事業

4)子育て支援総合施設「やめっこ未来館」整備事業

平成24年度からの継続事業で、子育て支援センターと福島保育所の併設施設である「やめっこ未来館」が完成し、平成26年6月1日にオープンしました。地域子育てに関するさまざまなサービスを提供し、子育て中の家庭を支援しています。平成26年度は、周辺整備事業として駐車場や公園の整備および看板の設置等を実施し、さらに利用しやすい環境が整いました。

(写真)子育て支援総合施設「やめっこ未来館」整備事業

5)岩戸山歴史文化交流館建設事業

平成25年度に着工した岩戸山歴史文化交流館(愛称:いわいの郷)が完成しました。このことにより、都市との連携軸や史跡・自然などの地域資源の連携軸を活かしながら、八女の多様な歴史文化の魅力を広く情報発信し、交流を促進するための拠点を整備することができました。現在、平成27年11月28日の開館に向け準備を進めています。

(写真)岩戸山歴史文化交流館建設事業

平成26年度特別会計決算状況

平成26年度特別会計決算状況一覧
会計名 歳入 歳出 差引
国民健康保険事業費 98億6,610万円 99億6,978万円 1億368万円マイナス
簡易水道事業費 2億4,559万円 2億343万円 4,216万円
住宅新築資金等貸付事業費 1,706万円 1億3,044万円 1億1,338万円マイナス
下水道事業 13億1,010万円 12億9,335万円 1,675万円
介護保険事業費 67億8,812万円 66億6,790万円 1億2,022万円
後期高齢者医療 9億8,460万円 9億6,550万円 1,910万円
農業集落排水事業 8,946万円 8,683万円 263万円
矢部診療所 6,997万円 5,855万円 1,142万円
黒木町串毛財産区 147万円 8万円 139万円
黒木町木屋財産区 1,070万円 83万円 987万円
黒木町大淵財産区 1,792万円 490万円 1,302万円
健全化判断比率(表1)
  実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率
八女市

0

0 8.6 0
早期健全化基準 12.38 17.38 25 350
財政再生基準 20 30 35  

実質赤字額および連結実質赤字額がなく、将来負担比率は算定されないため、数値は「0」と表示しています。

健全化判断比率 表1

9月議会において、平成26年度決算に基づく健全化判断比率および資金不足比率の報告を行いました。これは、平成26年度の決算状況を法に基づき全国統一の指標として計算したもので、基準を超えた場合は、財政健全化計画を策定し、計画的に健全化に向けて取り組まなければなりません。八女市は、国が示している基準を下回っており、地方公営企業の資金不足も生じていません。

  • 実質赤字比率「0」については、普通会計(一般会計・住宅新築資金等貸付事業費特別会計・矢部診療所特別会計)において黒字であることを意味しています。
  • 連結実質赤字比率「0」については、普通会計にその他の特別会計を含めた数値が黒字であることを意味しています。
  • 実質公債費比率は、その年度の標準財政規模に対して起債(借金)の返済額(公営企業分や一部事務組合の起債を含む)の割合を出したものです。
  • 将来負担比率「0」については、負債に充てるための財源が負債額を上回っていることを示しています。

財政用語解説

歳入用語

  • 市税:皆さんから市に納められるお金
  • 地方交付税所:得税など国が徴収した税金の中から、市の財政状況に応じて交付されるお金
  • 国県支出金:事業など特定の目的の費用として、国・県から交付されるお金
  • 市債:大きな事業を行うために、国や金融機関から借り入れるお金

歳出用語

  • 民生費:高齢者・しょうがい者・保育所などの福祉全般の事業に使うお金
  • 総務費課:税徴収・住民窓口・選挙・統計などの事務に使うお金
  • 公債費:市債の返済のために使うお金
  • 土木費道:路・公園整備・住宅管理などに使うお金
  • 農林水産業費:農業・林業等の振興に使うお金
  • 教育費学:校運営の費用や、市民会館・図書館・公民館など教育全般に使うお金
  • 衛生費:健康診断・予防接種・ごみ回収など、健康で衛生的な生活に使うお金
  • 消防費:消防活動・消防施設の整備などに使うお金
  • 商工費:商工業・観光の振興に使うお金

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