虚空蔵菩薩祭
地域に愛される「こくぞうさん」
八女市上陽町の轟地区にある虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)は、地域の人たちからは「こくぞうさん」の愛称で親しまれおり、商売繁盛や知恵・知識・記憶といった面のご利益があるとして信仰されています。
明治8年において人家の大半が焼失したとされる轟地区での大火をきっかけに地域の守り神として祀られており、毎年1月13日と9月13日には「虚空蔵菩薩祭」が開催されています。
この菩薩様の特徴としては、「神仏一体(神仏習合)」の名残から、狛犬も設置されている珍しい「神社」となっています。
また、「福銭」という縁起物では、1月の大祭で福銭を納めてご利益を授けて貰ったら、同年9月の大祭の際に授けて貰った金額の倍の金額を虚空蔵菩薩神社にお返しするという、この菩薩様でしか見られない独特な風習が残っています。
なお、虚空蔵菩薩社の創建については不祥ですが、中世にかけて存在した「生駒野城(いごまのじょう)」の本丸跡に建立されているものと推定されています。


○駐車場
(場所) 菩薩社の西側、県道798号線沿いにあります
(収容台数) 乗用車約20台分ほど
○アクセス方法
(自動車の場合)
(1)高速九州自動車道→八女インターチェンジ→国道442号線→県道52号線→大瀬(だいぜ)信号左折→県道798号線沿いを約100m先左側に駐車場→駐車場から東側に徒歩で5分ほど神社まで登る
(2)高速九州自動車道→広川インターチェンジ→国道3号線→「川瀬」信号を右折→県道84号線→県道798号線の合流点を左折し約100m先左側に駐車場→駐車場から東側に徒歩で5分ほど神社まで登る
(バスの場合 (注意)バス本数が限られています)
JR鹿児島本線「羽犬塚駅」または「新船小屋駅(新幹線)」から八女方面のバスに乗車→福島バスセンター→星野線のバスに乗車→「大瀬(だいぜ)」バス停から県道798号線に沿って徒歩で移動(約5分)→駐車場から徒歩で5分ほど神社まで登る