新たに始まった国の地理的表示保護制度に「八女伝統本玉露」が登録されました

全国で7品目が登録。茶では全国初!

(写真)全国で7品目が登録。茶では全国初!

茶の生産者と販売者で組織する八女伝統本玉露推進協議会は、「八女伝統本玉露」を新たに始まった国の地理的表示保護制度に申請し、茶では全国で初めて本日、農林水産省で登録されました。また、登録証授与後に首相官邸にて官房長官表敬を行いました。

「八女伝統本玉露」は、八女地域の中山間地域を中心に、古くから継承されてきた伝統的な栽培方法と高い加工技術の組合せにより生産されています。

「福岡の八女茶」は、全国茶品評会で長年、最高位の農林水産大臣賞を受賞するなど、全国的に高く評価されています。

特に、玉露は、2001年から2003年連続で産地賞を受賞するなど、高級茶として全国に名を馳せています。

今回、地理的表示保護制度に登録することで、「伝統本玉露」の付加価値が高まり、国内外で更なる名声の高揚が期待されます。

 

登録概要

  1. 申請者

八女伝統本玉露推進協議会 会長 久間 一正 (くま かずまさ)

(構成団体:福岡八女農業協同組合茶業部会、福岡八女玉露振興会)

  1. 農林水産物等の名称

名称:八女伝統本玉露 (ヤメデントウホンギョクロ )
「Traditional Authentic YAME GYOKURO」 

  1. 八女伝統本玉露について

八女市及び周辺市町の中山間地域において、玉露生産開始(1904年)以来行われている「自然仕立て」や「わら資材の棚被覆」、「手摘み」によって生産された生葉を原料とした玉露。
立地条件や伝統的な栽培方法、高い加工技術の組合せで生産される「八女伝統本玉露」は、全国茶品評会で農林水産大臣賞を連続受賞するなど、高い評価を得ている。

(イラスト)GIマーク

地理的表示保護制度とは

地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質、社会的評価その他の確立した特性が産地と結びついており、その結びつきを特定できるような名称が付されているものについて、その名称の表示を国に登録する制度で、平成27年12月22日に初めて登録。

統一(GI)マークが付与され、他の産品と差別化が図れる、不正使用は国が取締まるなどメリットがある。今回、全国で7つの産品が登録された。

地理的表示保護制度 12月22日登録 7産品
登録番号 申請番号 都道府県名 産品名
4 1 北海道 夕張メロン
6 5 茨城県 江戸崎かぼちゃ
5 12 福岡県 八女伝統本玉露
7 6 鹿児島県 鹿児島の壺造り黒酢
1 17 青森県 あおもりカシス
3 15 兵庫県 神戸ビーフ
2 16 兵庫県 但馬牛

 

この記事に関するお問い合わせ先

農業振興課 農産園芸係
〒834-8585 福岡県八女市本町647番地
電話番号:0943-23-1118
ファックス:0943-23-5411

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