定例記者会見の内容(令和2年8月)

令和2年8月の定例記者会見の内容を報告します。

  • 日時 7月28日(火曜日)午後1時30分~
  • 会場 205会議室
  • 八女市の出席者 市長、副市長、各部長、担当課長等

1.市長あいさつ

報道機関の皆様には、日頃から八女市の情報発信にご協力頂いておりますことに厚くお礼申し上げます。また本日は大変お忙しい中に、定例記者会見にご出席いただき心より感謝申し上げます。

さて、先般からの令和2年7月豪雨につきましては、九州をはじめとして全国に甚大な被害をもたらしたところでございますが、本市においても道路、河川、農業施設、農作物等、多岐にわたる被害がございました。7月5日の深夜から降り始めた雨は、7月14日までに矢部村宮の尾で期間内最大総雨量が1248ミリに達し、7月7日には最大時間雨量が82ミリを記録しました。

また、矢部川の中川原(なかがわら)橋観測点では、最高水位704センチに達し、氾濫危険水位の6.9メートルを超えました。避難勧告、避難指示を八女市全域にわたり発令し避難者も延べ人数で1720名に及びました。幸いにして人的被害はなかったものの住宅の全壊、床上床下浸水、道路・河川の損壊、土砂災害が多数発生しております。市としては、大雨による被害の状況について、直ちに調査を行った上で緊急に対応が必要な経費について補正予算を計上し、7月16日に専決処分を行ったところです。

本市における大雨の状況と被害につきましては、この後担当課より説明させていただきますが、市としましては、市民の安全・安心を最優先に復旧に迅速に取り組んでまいりたいと考えております。あわせまして、この度、八女市災害見舞金支給要綱を改正し、床上浸水以上の被災者への見舞金を増額する改正を行いました。近年、風水害が頻発していること、また床上浸水以上の被災については、畳や家具の入れ替え等、被災者の経済的または精神的な負担が非常に大きいことから、市でも被災者に対し、しっかりとした支援が必要だと考え今回見直しを行ったものでございます。

改正の内容でございますが、災害区分ごとに申し上げますと、全壊の見舞金を現行10万円から20万円に、大規模半壊を新設し15万円に、半壊を現行5万円から13万円に、準半壊を新設し10万円に、床上浸水を現行3万円から7万円に増額いたしました。

この改正により市単独の災害見舞金の額としては、福岡県内でも最高の水準になったと考えておりまして、今後も被災者の皆さんが、一日も早く日常を取り戻すことができるよう支援に努めて参りたいと考えております。

さて、新型コロナウイルスの感染拡大につきましては、全国また福岡県内でも再び感染者が増加している状況であり、いわゆる感染第2波が到来しているという状況だと認識しております。福岡県は、26日の感染者が過去最多の90人となり、筑後地区でもこの数日間に感染者が増加しています。本市ではまだ感染者が発生していないところでありますが、危機感を持ちながら、関係機関と連携し感染防止対策に取り組むとともに市民への啓発に努めて参りたいと考えております。

また、コロナ対策の支援事業につきましては、先月の記者会見で第3弾の支援策をご報告させて頂いたところでありますが、引き続き市民生活、経済の状況、医療・福祉施設等、関係機関の状況を注視しながら、必要な手立てを行って参りたいと考えております。

記者会見市長の様子

2.報告事項

(1)令和2年7月豪雨の概況

(2)令和2年度八女市平和祈念式典

(3)戦時資料展

(4)道の駅たちばな お食事処 招竹梅 オープン

2.質疑応答

質問)市長のあいさつの中で災害見舞金の話があったが、増額の理由は何か
回答) 年間を通じて災害が頻発する状況に危機感を持っている。被災者は精神的にも経済的にも大きな負担を強いられており、災害に対する支援全体を見直していく必要があると感じている。今回の改正は最初のステップの事業と考えている。

質問)戦時資料展で展示される物は初めての展示なのか
回答) 広報の7月1日号で掲載されたものを見て、上陽町下横山に墜落したB29の機体の残骸をもっている方から連絡があった。今回初めての展示となる。

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