中国蘇州市呉中区からマスクをいただきました(令和2年5月27日更新)

皆さんこんにちは、八女市長の三田村です。
5月25日に首都圏や北海道でも緊急事態宣言が解除され、同宣言が約1か月半ぶりに全面解除となりました。しかし、今後も感染拡大の可能性はあり、それを予防するために「新しい生活様式」が求められています。新型コロナウイルスとの戦いはまだまだ続きます。

そんな中、5月26日、八女市が交流をしている中国の蘇州市呉中区から不織布のマスクを6万枚いただきました。
蘇州市の呉中区には霊巌山寺があり、八女茶発祥の地である黒木町霊巌寺の茶祖栄林周瑞禅師とご縁ある地です。今から約600年前、八女茶の茶祖と呼ばれる栄林周瑞禅師が明の霊巌山寺で学ばれ、日本に茶の種を持ち帰られました。そして黒木町笠原が蘇州の霊巌山寺に景観がよく似ていたことからここに寺院を建立し、地元の庄屋に茶の栽培と製造方法を伝えたことが八女茶の始まりと言われています。
現在八女茶は、高級茶として国内外に広く知られており、八女市を代表する産業の一つとなっています。


今年1月に新型コロナウイルス感染症が発生して中国が大変な状況になったときに、八女市は呉中区に支援金と応援のビデオレターを送りました。中国の感染状況が落ち着き、今度は日本が大変な状況になった折、呉中区から何か応援できることはないかとの申し出がありました。それではとマスクをお願いしましたところ早速送っていただき、大変感謝しております。
このマスクは感染拡大防止のために、市内の介護施設や福祉施設等で活用させていただきたいと考えています。

八女市は国内や国外の都市とさまざまな交流を行っています。今回は600年前の八女茶発祥の地でつながる呉中区と困難を乗り越えるために助け合いました。交流することによって、国境を越え、お互いに理解し、わかり合える。助け合うことができる。このような交流の基本を、私たちは決してくずすことなく大切にして継続していかなければならないと改めて感じているところです。

吾中区からマスク

黒木町霊巌寺の栄林周瑞禅師

黒木町霊巌寺の栄林周瑞禅師

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