「げんき館おおぶち」と「杣のさと」(2016年4月1日更新)

みなさん、こんにちは。八女市長の三田村です。

八女公園の桜も満開となりました。これから春本番を迎え、自然豊かな八女市では、花々が咲きほころぶ輝く季節を迎えます。市内各地で春のイベントが行われますので、ぜひ皆さんでお出かけください。

さて、去る3月26日に2つの施設がオープンしました。一つは、旧大淵小学校校舎を簡易宿泊施設としてリニューアルした八女市大淵体験交流施設「げんき館おおぶち」です。平成26年3月に地域に惜しまれながらも廃校となった大淵小学校は、子どもたちの元気な声が途絶え、地域の皆さんから「寂しくなった」という声が多く聞かれていました。本施設として蘇ったことにより、再び利用する方々の声が飛び交い元気な姿が見れることで、地域に活気がみなぎり新たな賑わいが創出されるのではないかと考えています。

この施設は、1.スポーツ合宿や企業・大学等の研修受け入れ2.自然を生かした各種体験活動3.災害時の緊急避難場所等として活用してまいります。また、利用者と地域の交流を深めるため、施設スタッフや自然体験メニューの企画立案等、地域住民の皆さんには、積極的に運営参画していただきながら様々な事業を展開したいと考えています。

もう一つは、八女市矢部地区観光物産交流施設「杣のさと」です。本地区の地域振興策については、これまで地域の皆さまと意見交換を重ね、「国道442号を通過する観光客を呼び込むため、奥八女の観光拠点を整備する」との計画を立て、官民一体となって準備を進めてまいりました。

「杣のさと」は、矢部村の四季折々の特産品や、それを素材とする矢部村ならではの食事の提供と併せて、地域の皆さまが必要とされる日用品も取り揃えるなど、地域に密着した施設として、また、八女市の東の玄関口として多くのお客様をお迎えし、市内各地へ出向いていただくための情報発信拠点としての役割も期待しています。

オープン当日は、開館を祝うかのような晴天に恵まれ、幸先良いスタートを切ることができました。これらの二つの施設が、八女東部地域の活性化の拠点として、また皆さまに愛され地域の元気を未来につなぐ施設になることを期待しています。