八女の秋祭り(2015年10月30日更新)

みなさん、こんにちは。八女市長の三田村です。

秋の日は釣瓶落としと言いますが、本当に日の入りが早くなりました。夕暮れ時、何とも言えない色合いのあかね雲が夕陽を包み込むさまに、季節の移ろいとふるさとの美しさを感じます。

さて、秋と言えば祭りの季節です。四季折々、市内でもさまざまなイベントが行われますが、八女福島の燈籠人形、星野村の風流ハンヤ舞など国・県の重要無形民俗文化財に指定されている伝統行事や、地域おこしの一環として行われる催しなど、実りの秋、五穀豊穣を祝うこの季節は、年間を通して最もイベントが集中する時期でもあります。

祭りの運営には、企画立案から打ち合わせ、準備など大変な作業を伴いますが、主体となる皆さんが世代を超えて連携し、ともに助け合いながら努力いただいており、それが人と人との絆を強め地域の一体感を醸成していると考えています。また、最近では、若い世代が中心となり、地域の良さを見直し、それを市内外に伝えていこうという新たな取り組みが各所に見られ、未来に向けて八女の活力を生み出す面からも大変心強く感じます。

これから11月に向けて、市内では地域をあげてのイベントが目白押しです。力士が登場する「黒木ふるさと祭り」、全日本きんま選手権の「上陽まつり」、和太鼓の競演が楽しめる「星野まつり」、ふるさとの特産品を味わえる「矢部まつり」など、その他にも多種多彩な催しが行われます。それぞれが知恵を出し合い、地域の力を結集した秋祭り。皆さんもぜひご家族、ご友人とお出かけいただき、「ふるさと八女」のあたたかさを再発見していただきたいと思います。