男ノ子焼の里れんげ祭り(2014年5月1日更新)

みなさんこんにちは。八女市長の三田村です。

ゴールデンウィークも始まりました。今年のカレンダーは、休日が飛び石になっているようで、近場でのレジャーを楽しむ人が多いようです。八女市内でも多彩な催しを準備しておりますのでどうぞ遊びにいらしてください。

さて、連休の初日にお招きを受けて、立花町で開かれた「男ノ子焼の里登り窯開きとれんげ祭り」にお邪魔して来ました。男ノ子焼は江戸時代に柳川藩の御用窯として栄えましたが、その後途絶えていたため、地域振興策として施設を整備し復興を図っているものです。素朴な陶芸作品と茅葺き屋根の建物が、のどかな山村風景によくマッチしていて、素敵な雰囲気を醸し出しています。

イベントは地元の実行委員会で運営されていて、漬け物などの郷土の味も楽しめる、手作り感満載のおまつりでした。当日は好天にも恵まれ、れんげの風景を眺めながら茅葺き屋根の下の縁側で熱々のだご汁をいただいていると、何ともゆったりとした気持ちになりました。これこそが、お金では手に入らない「本物の豊かさ」なのだろうと思います。

若い担い手が減るなかで、地域のまつりを続けていくことは本当に大変なことだろうと思います。しかしながら、イベントのような形で住民が力を合わせて自分たちの地域をアピールする活動はとても大切なことです。このような地道な活動の継続こそが、「帰りたくなるふるさと」を守り続けていくのだろうと感じています。