人口のはなし(2014年5月13日更新)

みなさんこんにちは。八女市長の三田村です。

今年の連休は、好天に恵まれご家族やお友達で楽しまれた方も多いのではないかと思います。八女のゴールデンウィークは、ちょうど特産のお茶の摘み取り時期に重なりますので、家族総出でお茶畑の作業に休日を費やされた方も多いはずです。

さて、最近の新聞紙面で人口問題を扱う記事をよく目にします。5月5日の子どもの日の紙面では、これまで30年以上に渡り一貫して子ども人口が減り続けているということでした。また、連休明けの記事では、人口の再生産(出産)をする20歳から39歳までの若年女性の人口に目をつけて、人口の減少スピードさらには都市の消滅に警鐘を鳴らす内容でした。

市でも過疎化や高齢化、少子化の問題については重要な政策課題として取り組みを進めています。結婚適齢期の男女の“婚活”支援をはじめとして、子育て支援総合施設の整備や出産祝い金の創設、医療費の助成などの子育て支援にも力を入れています。ただ市の事業では対象や規模に限りがあり、直ちに人口構造を変えてしまうような大きな効果は期待できないのが現状です。

人口減少の要因である低い出生率や晩婚化、非婚化の背景には、若者の所得などの経済的なものから、個々人の価値観といった内面的なものに至るまで、さまざまな難題があるようです。社会の仕組みを改めることは大切ですが、個人の側にも人口減少を自分の問題として考える必要があります。そのためには、人口が減り始めた国の課題として、本格的に学校教育などで取りあげることも一案です。

人口のはなし

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