福岡県森林環境税を活用した取組を紹介します
森林は、私たちに多くの恵みをもたらす「県民共有の財産」です。福岡県では、森林を健全な状態で次世代に引き継ぐため、「福岡県森林環境税」を活用し、水を蓄え、土砂災害を防ぐなどの森林の公益的機能を長期的に発揮させる施策や、森林を育てる気運の向上に向けた施策を実施しています。
具体的な取り組み
森林の有する公益的機能の発揮に向けた施策
荒廃森林の整備
平成30年度から令和9年度の10年間で公益的機能が発揮できなくなる恐れのある県内の人工林(約1万ha)で、強度間伐を実施します。また、九州北部豪雨災害を踏まえ、流木化する可能性の高い立木は伐採して搬出するとともに、表面侵食の防止や土砂の移動を抑制するため、現地発生材と切り株等を利用した柵工を設置します。
間伐実施体制の構築
令和10年度以降に公益的機能が発揮できなくなる恐れのある県内の人工林(約2万ha)で、間伐を繰り返す体制を構築するため、自伐林家を育成します。
森林を守り育てる気運の向上に向けた施策
森林づくり活動の公募
これまで一律に設けていた応募区分を、年間参加者数等に応じてSTEP1からSTEP4に分類します。このSTEP毎に審査基準や補助金の上限額を設定することで、様々な団体の森林づくり活動を支援します。
森林や木製品の展示
身近にある森林の整備や、公共施設等における木製品の展示を実施し、県民が森林や木にふれあう機会を拡大します。