森林セラピーとは
一歩進んだ森林浴
森に足を踏み入れると、一面に緑が覆い、木々や土が香り、森に息づくいのちや力を感じることができます。そしてその力は私たちを癒し、リラックスさせてくれます。森林の持つこれらの効果は、これまでも「森林浴」として親しまれてきました。しかし、その効能については医学的なデータが少なく客観的な根拠が整っていませんでした。
そこで、
1.唾液中のストレスホルモンや心拍変動
2.血中の抗ガンタンパク質の変化など森林浴がもたらす生体反応を医学的に計測し、森の効能を医学的なエビデンス(証拠)に裏付けする
ことによって、森林環境を利用した『心』と『身体』の健康に活かそうという取組が「森林セラピー」なのです。いわば、一歩進んだ森林浴なのです。
森を五感で感じる
心身に癒しを与える「森の力」を享受する方法として、最も基本的なやり方は「五感」を働かせることです。森の中や周辺で目や耳、鼻、手足、味覚等の五感のアンテナを研ぎ澄ませて、木々の息吹や風のざわめきを感じてください。そして、その中で一番自分に合ったリラックス法を探してみてください。
人によって心地良く感じるポイントは異なりますが、自然の中で、「人間はもともと自然環境の中で生活していた」という本来あるべき場所にいるという快適感を全身で感じ、楽しむことができると思います。
- 聴く:森の音に天然の鎮静効果
- 触る:自然の感触を楽しむ
- 見る:映像から得る癒しの力
- 嗅ぐ:鼻で感じるリフレッシュ効果
- 味わう:自然の味を楽しむ
(森林セラピーソサエティホームページ、森林セラピーポータルから一部引用)