【活動報告】10月「いわいフェス」での初お披露目が決定!「かっこいい魅せ方」を追求する殺陣とは?(R8.7.18)
7月18日、八女市岩戸山歴史文化交流館にて、こども市民劇の稽古を行いました。
今回は浦川忠敬氏による殺陣指導。稽古の冒頭、子どもたちへ嬉しい重大発表がありました!
来年11月の本公演に先駆け、今年10月25日(日曜日)に開催される「いわいフェス1500」のステージにて、こども市民劇の紹介と「殺陣演舞」を披露することが決定しました! 子どもたちにとっての「初舞台」という明確な目標が決まり、稽古場にはこれまで以上の気合と熱気が満ち溢れました。
【「いわいフェス1500」とは?】
磐井の戦い1500年を記念して開催される、地域のみんなで「筑紫君磐井(つくしのきみいわい)」を知り、楽しむイベントです! 当日は美味しい食事やステージイベントのほか、ハニワや古墳モチーフの雑貨が集う「出張古代フェス」やトークショーなども同時開催されます。
・日時:2026年10月25日(日曜日)10:00〜16:00
・会場:岩戸山歴史文化交流館(いわいの郷)
【「見せ方」と「魅せ方」の違いとは?】
今回のテーマは、「どうすればかっこよく見えるか、お客さんを引き付けられるか」です。
浦川先生はこの日、柔道着を着て登場。「だらしない格好の人」と「背筋を伸ばし、鋭い目線を送る人」、同じ服でもどう印象が変わるかを子どもたちに見せました。 動かなくても、立ち姿や目線ひとつで「強そう」「かっこいい」と思わせる。これこそが「魅せ方」です。
先生からは改めて、以下の大切な約束が伝えられました。
・自分の目の届かないところに刀を持っていかない
・殺陣はやってる本人が思い切り「楽しむ」こと
・一番大事なのは「ケガをしない、させない」こと
この教えを胸に、10月のステージに向けた実践的な稽古がスタートしました。
【感情とドラマを乗せる「個人稽古」】
まずは、様々な設定の中で「止まった姿で魅せる」トレーニングです。
・敵に向かって駆け寄り、止まって刀を振り下ろす
・後ろから強い敵が追いかけてきて、命からがら逃げたところで後ろを振り返る
・仲間が倒れ自分だけが残った。背後の家族を守るため、一人で敵に立ち向かう
・筑紫君磐井(つくしのきみいわい)になったつもりで疾走し、刀を抜かずにピタッと止まる
「ただ走って止まる」のではなく、「どんな気持ちで、何を守るためにそこに立っているのか」を想像することで、子どもたちの立ち姿にハッとするような緊張感とオーラが生まれ始めました。
【呼吸を合わせ、自分たちで創る「ペア稽古」】
続いては2人組での稽古です。 2人で並んで歩き、いつ相手が刀を抜くか分からない緊張感の中、先生の合図でピタッと止まって対峙します。正面を見ながらも目の端で相手を感じ、歩くスピードや呼吸を合わせていきます。
さらに稽古中、先生から「20秒間で、自分たちが一番かっこよく見える魅せ方を話し合って決めてごらん」とアイデアを求められる場面も。子どもたちは頭を突き合わせ、「こう動いたら迫力が出るんじゃない?」「タイミングを合わせよう!」と、主発的に試行錯誤を重ねていました。
【武道の極意「自然体」と攻守の呼吸】
稽古の後半は、武道の概念である「自然体(力を抜いた状態から、一瞬で体に力を入れる感覚)」を意識したワークへ。
力を抜き、呼吸を合わせて3歩ずつ歩きながら、一方が相手の顔へ攻撃を繰り出し、もう一方は両手で顔を覆ってガードする稽古を行いました。攻守の切り替えの中で、力を抜く柔軟さと、瞬間的にポーズを決める「魅せ方」を叩き込んでいきます。
足音や呼吸を揃え、周囲に気を配りながら動く稽古を通して、子どもたちの集中力は極限まで研ぎ澄まされていきました。
「見せ方」と「魅せ方」の違いとは?
敵に向かって駆け寄り刀を振り下ろす
どうしたらかっこいいかな…
家族を守るため、一人でも立ち向かう!
自然体で歩きながらも攻守で「魅せる」
前と横に気を配って、前の人と同じ動きを
【稽古を終えて】
自分たちで話し合い、アイデアを出し合いながら、時間が経つごとに表情が引き締まっていった子どもたち。 「ただ教わった通りに動く」のではなく、「どうすれば観客の心を動かせるか」を自分たちの頭で考え始めた、大きな成長を感じる一日となりました。
10月25日(日曜日)の「いわいフェス1500」で、たくましく成長した子どもたちの姿を皆さまにお披露目できるのが今から楽しみです。応援よろしくお願いいたします!
この記事に関するお問い合わせ先
(文化振興課 歴史文化交流館係)
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