令和2年7月豪雨八女市被害状況
熊本県・福岡県・大分県を中心に甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨は、八女市にも大きな被害をもたらしました。
7月5日から降り始めた雨は、雷を伴って断続的に降り続き、八女市矢部村(宮の尾)では最大時間雨量82ミリメートル、期間内最大総雨量 1,152ミリメートルを観測(注:1)、矢部川の中川原橋の観測地点では氾濫危険水位を越えるなど、記録的な大雨となりました。今回、矢部村(宮の尾)で降った雨の量は、1年間で降る雨の量の約半分に相当します。
この記録的豪雨により、土砂災害による家屋の全壊をはじめ、床上・床下浸水、各地域で道路の損壊・埋没、河川の護岸崩壊が発生するなど、平成24年九州北部豪雨以来の悲惨な事態となりました。
八女市は、市内全域に避難勧告を発令、指定・臨時避難所46箇所を開設し、防災ラジオやエリアメールで防災情報の伝達、避難を呼びかけ、最大避難者数は476世帯948名(注:2)にのぼりました。
今回の雨でも、「数十年に一度レベルの大雨が予想される場合に発令される」大雨特別警報が発令され、福岡県では4年連続で大雨特別警報が発令されたことになります。毎年、どこがで大規模な災害が発生しており、もはや災害は他人事ではなくなっている状況です。
普段から自分が住んでいる地域の危険箇所、避難所をハザードマップで確認したり、非常持ち出し品を準備しておくなど、大きな災害に備えておきましょう。
(注:1)7月5日(日曜日)23:00~7月12日(日曜日)の雨量
(注:2)7月6日(月曜日) 21:00時点
令和2年7月豪雨による被害状況と災害対応について (PDFファイル: 49.1KB)
被害の状況
上陽町久木原
王子塚・御牧線

矢部村
田主丸黒木線

渡内線
