八女津媛神社の浮立
(福岡県指定無形民俗文化財:昭和51年4月24日指定)
令和元年は、八女津媛神社創建(719年)から1300年の記念の年となります。また、5年に一度の浮立公開年で11月17日(日曜日)神社境内での奉納及び八女矢部まつり会場での公開が行われました。
解説
景行天皇巡幸の時、この地に女神あり常に山中にある、その名を八女津媛と云うと奉上したことから八女の地名が起こったと云う伝説があります。平安朝末頃600年~700年前から浮立奉納が始まりました。
八女津媛神社の浮立は、神社に五穀豊穣や無病息災を祈願し、その御願成就に奉納する行事です。浮立は、県内でも最大規模の祭りで、筑後地方に伝わる風流の集大成された形と考えられています。祭りは、七戸の神課(神家)によって代表され、編成は、笛方、真法師、太鼓打、小太鼓打、鉦打、むらし、猿面、御幣持などの外、思い思いに仮装した老若男女が囃子方に多数参加します。現在は、小中学生により毎年11月の矢部まつりに披露しています。八女津媛神社の氏子による本来の浮立は5年に1回奉納公開されています。(次回公開予定:令和6年11月)
- 会 場:八女津媛神社 八女市矢部村北矢部神窟/矢部川源流公園
- 主 催:八女津媛神社浮立保存会
- 連絡先:矢部支所まちづくり推進係(0943-47-3111)