インフルエンザや新型コロナなどの感染症にご注意ください(福岡県でインフルエンザ警報発令中です)

令和7年2月4日 更新

福岡県のインフルエンザの流行は警報レベル継続中です。

福岡県の定点医療機関あたりのインフルエンザの報告数(※定点把握報告数)は、直近の令和7年第4週(1/20~1/26)で「10.7」となっており、前週の令和7年第3週(1/13~1/19)の「17.9」から減少はしていますが、まだ、警報レベル継続中となっています。

なお、新型コロナウイルス感染症は第4週現在で「5.28」と報告されており、前週の第3週「3.73」から増加が見られます。

例年、冬場を中心にインフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症が流行しており、年末年始にかけては、人が集まる機会や人の往来が増えることから、感染症のさらなる増加が懸念されます。市民の皆様お一人お一人ができる基本的な感染対策をお願いします。

 

【※定点把握報告数について】

福岡県内の定点把握対象医療機関(198箇所)から報告された1週間の陽性者数の1医療機関当たり平均数

感染症の予防・拡大防止のために

【外出後の手洗い等】

・外出からの帰宅後、特に食事前などは「手洗い、手指消毒」を徹底しましょう。

流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。また、インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指消毒も効果があります。
 

【室内のこまめな換気と適度な湿度の保持】

・寒くなる季節で暖房の使用機会も多いかと思いますが、あわせて、定期的にお部屋の「換気」をされることを推奨します。

季節を問わず、また、新型コロナウイルス対策としても、十分な換気が重要です。
一般家庭でも、台所・洗面所の換気扇や換気設備により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。換気扇や換気設備を常時運転し、最小限の換気量を確保しましょう。

<窓開けによる換気のコツ>
窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。また、窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置しましょう。

<冬場の換気のポイント>

窓開けを行うと、一時的に室内温度が低くなってしまいます。暖房器具を使用しながら、換気を行ってください。
暖房器具の近くの窓を開けると、入ってくる冷気が暖められるので、室温の低下を防ぐことができます。なお、暖房器具の種類や設置位置の決定に当たっては、カーテン等の燃えやすい物から距離をあけるなど、火災の予防に留意してください。
短時間に窓を全開にするよりも、一方向の窓を少しだけ開けて常時換気を確保する方が、室温変化を抑えられます。この場合でも、暖房によって室内・室外の温度差が維持できれば、十分な換気量を得られます。
人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れることも、室温を維持するために有効です。
 

【咳エチケット】

・人の多い屋内や交通機関等では、体調がすぐれない場合などは特に、マスクの着用やハンカチなどによる咳エチケットが感染拡大防止に効果的とされています。

普段から皆が咳エチケットを心がけ、流行期には特にとっさの咳やくしゃみに備えて、マスク着用や、ハンカチ・ティッシュ・袖口などで口と鼻を覆う、顔を他の人に向けないなど、咳やくしゃみを他の人に向けて発しないよう配慮をお願いします。
また、鼻水・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うことなどを心がけましょう。
 

【人混みなどへの外出時の注意】

・高齢者や基礎疾患のある方が感染すれば重症化リスクも高まりますので、医療機関への通院や高齢者施設を訪問する時などは、咳エチケット・手指消毒など十分留意ください。年末年始など、帰省等で高齢の方と会う場合、大人数で集まる場合も同様に、感染予防を心がけましょう。

・特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、インフルエンザが流行してきたら、人混みや繁華街への不要な外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布マスクの着用も防御策として有効とされています。

 

【流行前のワクチン接種】

・インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されております。流行前のワクチン接種もご検討ください。

 

【十分な休養とバランスの取れた栄養摂取】

・体の抵抗力を高めるために、十分な休養と適度な運動、バランスの取れた栄養摂取などにより、日ごろから体調管理を心がけましょう。

 

みんなで予防インフルエンザ

みんなで予防インフルエンザ

手洗いで感染予防

(リーフレット)手洗いで感染予防

(リーフレット)手洗いで感染予防(PDFファイル:323KB)

正しい手の洗い方

正しい手の洗い方

インフルエンザに感染、またはその疑いがある場合は

【インフルエンザの特徴】

潜伏期間は数日(1~3日間ほど)で、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。このような症状が現れた場合は、早めにかかりつけ医等の地域で身近な医療機関に電話で相談しましょう。

 

【療養期間の目安】

一般的に、発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。そのためウイルスを排出している間は、外出を控えましょう。排出期間の長さには個人差がありますが、解熱後もウイルスを排出するといわれていますので、咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、マスク着用やハンカチ等での咳エチケットにより、周りの方へうつさないよう配慮をお願いします。

(参考)学校保健安全法でのインフルエンザによる出席停止期間は「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」とされています。

 

【インフルエンザに感染した場合の過ごし方】

(1) 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。
 
(2) 咳やくしゃみ等の症状のある時は、家族や周りの方へうつさないように、飛沫感染対策としての咳エチケットを徹底しましょう。
インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。

たとえ感染者であっても、全く症状のない(不顕性感染)例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症の例も少なくありません。したがって、周囲の人にうつさないよう、インフルエンザの飛沫感染対策としては、
   普段から皆が咳エチケットを心がけ、咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
   咳やくしゃみが出ているときはできるだけ不織布製マスクをすること。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと
   鼻水・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと
などを守ることを心がけてください。
 
(3)  安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
 
(4)  水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。 
 
(5)  高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。

また、小児、未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回る等の異常行動を起こすことがあります。自宅で療養する場合、インフルエンザと診断され治療が開始された後、少なくとも2日間は、小児・未成年者が一人にならないなどの配慮が必要です。

引用:インフルエンザQ&A(厚生労働省より)

自分や家族が新型コロナに感染した場合の過ごし方

ご自身が感染された場合

<療養期間の目安>

ご自分が感染したら、外出を控えるかどうかは個人の判断に委ねられますが、

発症日を0日目として5日間、かつ、熱が下がり、痰やのどの痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまでは、自宅療養し、外出を控えるなど、周りの方への配慮が推奨されています。ただし、食料品・日用品の買い出しが必要となる場合は、解熱剤などで症状が安定していたら感染対策をしたうえで必要最小限での外出を妨げるものではありません。

なお、自宅療養推奨の期間を終えても、発症日からおおむね10日目経過するまではウイルスを排出するとされており、外出時に感染を広げないような対策を取るなどの周囲へのご配慮をお願いします。

<病院受診について>

また、発熱などの症状など健康状態に不安がある、毎日の健康観察で気になる症状があるなどの場合に病院受診される際には、感染を広げないためにも事前に病院に電話連絡をしていただき、発熱外来の受付時間など病院の指示案内を受けてから受診されることを推奨します。

<新型コロナ療養に関するQ&A>(PDFファイル:445.4KB)

同居のご家族等が感染された場合

・部屋の換気を定期的におこないましょう。
・食器の代わりに、使い捨ての紙皿や紙コップ、割りばしなどを使用するなど、洗い物で直接手を触れないような工夫も必要です。
・トイレや浴室、その他のお部屋でドアノブ・レバーなど共用部分は、除菌シートなどでの拭き取りが効果的です。

・できるだけ洗濯物は分けましょう。

・高齢のご家族の場合は、脱水症状になりやすく、夏場においては熱中症の危険も伴うことから意識して水分補給を促しましょう。

・ご家族の看病をされる際はマスク着用などが推奨されます。
・病院への送迎などで、陽性者が同乗する場合には、車内のエアコンを外気循環に切り替えたり、エアコンをつけたまま、窓を少し開けて換気を取りましょう。
 

・マスクの着用については、周囲の方に感染を広げないために、受診時や医療機関・高齢者施設等の訪問時、混雑した公共交通機関内において効果的とされています。また、ご自身を感染から守るために、重症化リスクの高い方が感染拡大時に混雑した場所に行くときなどにもマスク着用が効果的とされています。

 

関連リンク

<家族が新型コロナウイルスに感染した時のポイント>

家族が新型コロナウイルスに感染した時のポイント

<お子さまが新型コロナウイルスに感染した時のポイント>

お子さまが新型コロナウイルスに感染した時のポイント

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この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課 感染症予防係
〒834-8585 福岡県八女市本町647番地
電話番号:0943-24-9149
ファックス:0943-23-1331

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