九州工業大学と包括的連携協定を締結しました
平成22年9月17日(金曜日)に、国立大学法人九州工業大学(松永守央学長)と八女市(三田村統之市長)が、地域資源を活用した産業の振興や環境の保全などに貢献することを目的に包括的連携に関する協定が締結されました。

この協定で、地場産業との技術提携・共同研究・人材育成などをテーマに推進していくことにしています。
当面は、八女市の豊かなバイオマス資源の利活用について産学官連携による調査研究を実施し新たなバイオマス産業の創出を目指します。
締結の期間は、平成22年9月17日から平成26年3月31日まで。その後は、1年単位で更新することにしています。
主な事業は、バイオマス産業を展開するために、市内の事業者が共同出資して設立した株式会社バンブー・テクノとの連携で下記の取り組みを進めます。
1)竹繊維・竹粉製造に係る低コスト化
市場流通に耐える樹脂ペレットを目指すため、竹粉製造の低コスト化と、その製造技術の検証・物性評価を行うものです。
2)バイオマス粉炭製造技術調査と事業化モデルの検討
膨大な賦存量を有する竹資源の高付加価値化に向けて期待される粉炭による活用。その、粉炭技術の実証と、八女地区への技術移転の可能性を検証します。
3)粉炭を利用した新規事業調査
竹粉を利用した樹脂を更に幅広いニーズに対応するため、粉炭の多様面への活用を試験調査します。
4)竹堆肥の成分分析と効能調査
地域のコミュニティー組織で取り組む堆肥製造や、その堆肥を活用した農山品のブランド化を支援するため、製品分析や効能調査を行います。