献茶祭

八女茶発祥の地「霊巌寺」は、応永年間、栄林周瑞禅師が明から帰国した際、この地が蘇州・霊巌寺の景観によく似ていることから寺を建立したものです。

そこで持ち帰った茶の実を境内に栽培して、製茶法を伝授したのが八女茶の起こりといわれています。

献茶祭は、八十八夜に茶祖・栄林周瑞禅師の不滅の遺徳をたたえしのび、併せて八女茶の弥栄を祈念する行事で、新茶を淹れ祭壇に献茶し、茶揉み唄として歌い継がれている八女茶山唄が奉納されます。 この献茶祭が終わると、茶農家はお茶摘みの最盛期に入り、町中がお茶の香りに包まれます。

(写真)献茶祭