家族経営協定について
家族経営協定とは?
家族で取り組む農業経営について、経営方針や一人ひとりの役割、就業条件等を家族みんなで話し合いながら取り決めをおこなうもので、農業経営に関する項目だけでなく、日常生活面や家事分担などの項目についても自由に取り決めができます。また、取り決められた項目を書面化し、「家族経営協定書」を作成します。
何のために協定を締結するの?
- 家族一人ひとりの役割を明確にし、それぞれが自覚を持って農業経営に参加することで、農業経営の改善・発展に結びつけるため。
- 農業に携わる女性の地位を確立し、男女ともに尊重しあえる家族関係を作ることで、農業経営を有効的に進めていくため。
- 農業後継者への経営委譲方針や経営委譲をみこした中・長期的な経営計画を立てることで、農業後継者への円滑な世代交代を実現するため。
協定を締結したら何かメリットはあるの?
1.認定農業者の共同申請ができます
認定農業者と家族経営協定を締結し、実質的に共同経営を行っている家族(配偶者、後継者等)であれば、共同で認定農業者になることができます。
2.農業者年金の保険料の国庫補助が受けられます
青色申告を行っている認定農業者または認定就農者と家族経営協定を締結し、農業経営に参画している配偶者または後継者であれば、農業者年金に加入する場合、保険料の国庫補助があります。
農業者年金に関する詳細は、農業委員会事務局(電話:0943-23-2407)へお尋ねください。
他にも、家族経営協定を締結していることを条件に、女性農業者や農業後継者が農業関係制度資金の貸付を受けることができる等のメリットがあります。
農業経営をよりよいものにするために、家族経営協定を締結しましょう
家族経営協定書の作成は、難しいものではありません。参考となる協定書をもとに、それぞれのご家族に合わせた内容で作成が可能です。家族経営協定について詳しく知りたい、協定の締結を検討してみたい方は、お気軽にご相談ください。