臨時記者会見の内容(令和2年5月25日)

令和2年5月の臨時記者会見の内容を報告します。

  • 日時 5月25日(月曜日)午後3時30分~
  • 会場 おりなす八女
  • 八女市の出席者 市長、副市長、教育長、各部長、担当課長

1.市長あいさつ

八女市新型コロナウイルス感染症総合対策 緊急支援策第2弾

本日は大変お忙しい中、臨時記者会見にご出席いただきありがとうございます。新型コロナウイルスの感染拡大が私たちの社会にさまざまな影響を及ぼしているところですが、国は5月14日に、福岡県を含む39県について緊急事態宣言の解除を発表しました。福岡県では、緊急事態宣言の解除を受け、緊急事態措置を原則、解除とした上で、感染の再拡大を防止するため、一部の業種については、引き続き休業を要請されております。

宣言は、解除されましたが、新型コロナウイルスとの闘いはこれで終わりではありません。新型コロナウイルスと向き合いながら、日常を取り戻していくための新しいスタートでもあります。そのためには身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いなど感染拡大を予防するための新しい生活様式を実践することが重要となります。市民の皆さまには引き続き、密閉、密集、密接の3つの密を回避しながら新しい生活様式を実践するよう、さらに周知を図ってまいります。また、外出自粛、イベントの中止や休業要請など、これまでの緊急事態措置により、地域の経済は多大な影響を受け、大変、厳しい状況に置かれています。この難しい局面を市民の皆さま方と乗り越え、八女市経済の立て直しを進めてまいります。

そういった中、新型コロナ対策の緊急支援策については、第1弾として4月20日に報道発表した市独自施策である八女市新型コロナウイルス感染症対策事業所応援金(通称:がんばるバイ八女応援金)や国の施策である特別定額給付金など、各事業に迅速に取り組んでいるところですが、今回は、緊急支援策の第2弾について報告させていただきます。

まず、八女市独自の施策でございます。概要につきましては、資料の2ページから3ページに記載しております。農林漁業者支援として、農業、林業、漁業を自ら営む世帯に一律10万円を支給するがんばるバイ八女農林漁業応援金、子育て支援として、児童1人につき1万円を支給するやめっこ子育て応援金、商工業者支援として20パーセントのプレミアム率を付与したプレミアム付商品券助成事業の拡大、また、感染症予防として、65歳以上の高齢者1人につき10枚、妊婦1人につき50枚のマスク配布に取り組みます。
さらに、学校における感染症拡大予防策として、非接触式体温計、フェイスガード、消毒用スプレーボトルを八女市立学校に配置します。
これら、第2弾の市独自施策については、3億6,599万円の事業費を見込んでおり、5月の臨時議会で議決され、第1弾として、既に取り組んでいる施策と合わせると、8億8,789万円の事業規模となります。

次に、国県補助事業です。既に第1弾として特別定額給付金事業等に取り組んでいるところですが、こちらも第2弾の概要を資料12ページに記載しています。内容については、緊急雇用対策として50人を八女市会計年度任用職員として雇用する八女市緊急短期雇用創出事業、児童生徒に対するタブレット端末の整備、感染予防として、学童保育所へのマスク等の衛生用品の配付に新たに取り組んでいきます。これら第2弾の国県補助事業につきましては、約3億9,209万円の事業費を見込んでおり、5月臨時議会で議決され、第1弾として既に取り組んでいる施策と合わせると約67億9,958万円の事業規模となります。

なお、財源に関しまして、国から示されている新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金第1次交付限度額3億378万円については、児童生徒に対するタブレット端末による教育支援システム構築とやめっこ子育て応援金に活用したいと考えています。

市としましては、引き続き国・県の支援策と併せ、市財政調整基金の活用等を含め可能な限りの財源確保に努め、地域の産業構造や特性、実情に応じた八女市ならではの独自の施策を実施し、新型コロナウイルス感染症対策に全庁一丸となって取り組んでいきたいと考えています。以上、ご説明しました支援策については6月定例議会に補正予算を提出し、議会の理解を得ながら進めてまいります。

中国での新型コロナの流行で大変な状況の際に、黒木町にある八女茶発祥の地霊巌寺とご縁のある、蘇州市呉中区より相談を受け、八女市から支援金を送りました。それに対して今回は、呉中区より、感染対策のためのマスク6万枚を送っていただくことになりました。これからも都市間の交流を行い、このような助け合いの絆を継続していきたいと感じました。

臨時記者会見の様子

2.報告事項

(1)八女市新型コロナウイルス感染症総合対策 緊急支援策2弾

(2)特別定額給付金事務 進捗状況

2.質疑応答

質問)高齢者と妊婦へのマスクはどのようなものか。配布方法は。
回答)使い捨ての不織布マスクを郵送で速やかに配布する予定。
質問)体温計やフェースガードは、学校ではどのように使うことを想定しているのか。
回答)体温計は、自宅で計り忘れた子どもや途中で体調が悪化してきた子どもや職員に使うことを、フェースガードは、一斉指導や個別指導をする際に教師が着用することを想定している。
質問)避難所46か所はどのような場所か。
回答)現在の指定避難所23か所に加え、主に学校の体育館や教室の一部を臨時避難所とする。


 

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