記者会見の内容(平成28年4月4日)

日時 平成28年4月4日(月曜日)10時00分~

場所 八女市役所

参加者 市長、副市長、教育長、関係部課長、各報道機関

市長あいさつ

このたび本市職員が官製談合防止法違反容疑で逮捕されました。市民の皆様方に心からお詫び申し上げます。現在警察の捜査が続いており、事実関係が明らかになりしだい対処してまいりたいと思っています。さて、平成24年7月14日八女市は九州北部豪雨災害で、甚大な被害を受けました。土木災害復旧室を立ち上げ、職員30名、そして福岡県、福岡市、北九州市をはじめ各市から職員を派遣していただき、この厳しい環境の中で国が指定した激甚災害の災害か所1136か所、市民の皆さん方の不安を一日も早く解消し、復旧を一日も早く果すべく、市の職員や被災地の皆様方、ボランティアの皆様方と力を合わせて今日まで努力してまいりました。土木災害復旧室の職員は土曜・日曜・祭日なし、睡眠も十分取ることもできずにただひたすらに復興に向けて被災地の皆さん方の不安解消のために、復旧のために努力してきたところです。お陰様で国が指定した激甚指定か所1136か所も、つい先日平成28年3月31日ですべて復旧事業を完了することができました。まだ災害か所は残っており、県・市の単独災害事業を引き続きやっていかなければなりません。そのような中で土木災害復旧室の職員に対しては被災地の皆さん方も私たちも感謝の気持ちをもっています。しかしながら、公務員としていかなる状態にあろうとも、このような犯罪は許されることではありません。心からお詫びを申し上げます。

また、この度の逮捕を受け、全職員に対して常に公正な職務に当たるとともに、厳正な服務規律の確保に努め、市民の皆様方の付託に応えるべく、自己の立場を自覚し行動するよう今後とも一層徹底してまいりたいと決意を新たにしているとことです。市民の皆様方にいかなる事情があろうともこのような事態になりましたことを、最後に心からお詫び申し上げ、あいさつとします。

報告事項

(1)職員の逮捕について

質疑応答

記者:職員が逮捕されたのは1週間前だが、なぜ本日の記者会見になったのか

―― 警察の情報がまったく入らず、マスコミの皆さんの情報で判断するしかなく、なおかつ捜査中なので、事実関係が明らかにならないと会見は難しいと判断した。

記者:逮捕された職員は早期退職制度を利用して退職願が出ていたがそれを3月31日で留保すると聞いている。今後の対応は?

―― 4月1日付で人事課付となった。事実関係がはっきりしていないので退職願は留保としている。事実関係が明らかになれば地方公務員法に基づき対処していきたい。

記者:今後の事案を受けて、市として随意契約の見直し等の対策はあるのか。

―― 現時点では、官製談合防止の研修の実施と随意契約の運用の厳格化とマニュアルの見直しを考えている。

記者:具体的な決裁権とか金額とか決定していることあるのか。

―― 県や他市の状況をみながら今後検討していく。

記者:ほかの工事に不正はないのか再検証はしたのか。

―― 本人と接見できていないので確認はできていないが、ほかにそのような噂はない。

記者:早期退職する際に人事課は今後について面談はしないのか。

―― 退職勧奨の対象者は45歳以上、勤続20年以上ということで毎年6月に募集している。人事課として内容について尋ねることはしていない。

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