子どもの貧困対策への取り組み(2016年9月15日更新)

みなさん、こんにちは。八女市長の三田村です。

子どもの貧困問題は、わが国でも大きな社会的問題のひとつです。厚生労働省が発表した子どもの貧困率は16.3%(平成24年)と、この国の子どもの6人に1人がいわゆる貧困状態であると言われています。

この対策については、国・県でも取り組みが進められており、八女市でも今年度「子どもの貧困対策推進計画策定委員会」を設置し、去る9月7日に1回目の会合を開催したところです。福祉・教育・まちづくり等の分野で、日頃から子育て支援に尽力いただき、かつ専門的見地を持つ方々と実態を踏まえた議論を重ねながら来年3月までに計画を策定する予定です。

また、地域でも様々な活動が始まっています。全国各地で広がりを見せる「子ども食堂」も、現在市内3か所で運営されており子どもたちが笑顔で集っているようです。今年度、八女市では運営団体への補助制度を設けこれらの取り組みに対し支援を始めました。今後さらに地域、NPO等との連携を深めていきたいと考えています。

格差の広がりや働く貧困層の問題が指摘される中で、八女市の実態を把握すること、本当に支援が必要な子ども、家庭を的確に判断し対応していくことが求められています。これから未来を切り開き次世代を担っていく子どもたちが、目を輝かせながら将来の夢や目標を語る、そういう地域社会をつくりあげるために、関係機関、地域が一体となって、この問題に向き合い取り組んでいく必要があると考えています。

子どもの貧困対策推進計画策定委員会

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