東京での企業誘致セミナー(2016年2月10日更新)

みなさん、こんにちは。八女市長の三田村です。

今シーズンは暖冬だと言われていましたが、先日は久々に本格的な寒波に見舞われました。黒木観測所では1977年からの観測史上最低気温となるマイナス7.9度を記録するなど、文字通り記録的な寒波となりました。市内でも水道管の凍結等による断水など、市民の皆さんの生活に大きな支障をもたらしご不便をおかけしたことと思います。今回の経験を教訓に課題を洗い直し、今後の災害対策につなげていきたいと考えています。

さて、今月2日に東京都千代田区大手町で「福岡県八女市企業誘致セミナー」を開催しました。九州自動車道八女ICを有する本市では、既にインター周辺に工業団地を整備し企業誘致を進めてきましたが、このアクセスの利便性を活用し、さらに工業団地の整備を行うため現在調整を進めています。また、学校跡地を活用する企業立地についても取り組みを進める予定です。このため首都圏から移転等を検討している企業に対し、八女市の立地環境や地域資源の豊富さを紹介し、その魅力をトップセールスでアピールしてきたところです。

当日は80社、120人を超える多くの企業立地担当者にご来場いただき、盛会のうちにセミナーを終了することができました。あわせて、仏壇や提灯、手すき和紙、石灯ろう、和こま等、八女が誇る伝統工芸についても実演を交えて紹介し、新たな販路開拓につなげるための取り組みも行いました。

本市に限らず、全国的に地方都市では人口減少、過疎化・少子高齢化の進行による地域活力の低下が懸念されています。八女市が将来にわたり持続的に発展していくためには、やはり雇用環境の充実を図り、若年層を中心とした定住人口を増大させていくことが必要です。今後工業団地の整備や既存施設の活用等、企業誘致による雇用創出に向けた取り組みをさらに積極的に行い、未来に向けた八女の活力を生み出していきたいと考えています。