協働によるまちづくり提案事業(2015年6月15日更新)

みなさん、こんにちは。八女市長の三田村です。

梅雨に入り、じめじめとしたうっとうしい季節になりました。鹿児島の口永良部島では火山噴火により全島民の避難という大きな災害になっているようですが、大雨や長雨が続くこの時期、雨量次第では土砂災害や河川の氾濫の危険があります。いつ起きるかわからない災害に対しては日ごろの心がけ、準備が重要です。

さて、先日は「市民との協働によるまちづくり提案事業の報告会（協働カフェ）」が開催されました。この事業は、広く市民の皆さんに提案を求め、それぞれの市民団体やNPO等の特性をまちづくりに活用しようとするものです。今回は、平成26年度に採択された10団体のみなさんから、土橋市場活性化プロジェクトや奥八女の体験型観光資源ルート開発、筑紫の君磐井を題材にしたミュージカル劇上演など、幅広い分野で実践報告をいただきました。

これらの活動に取り組む皆さんに共通することは、地域づくりや産業、文化、環境、福祉、教育などの課題に対して、自ら考え、想いを共有する仲間と連携し、変化を恐れず行動しているということです。もちろん、以上の分野はこれまで行政としてもカバーしてきたところでありますが、今回のように市民が主体となった活動こそが、八女市の地域資源（魅力）に「新しい風」を吹き込み、地域の魅力に「磨き」をかけることにつながっていくのではないかと思います。

今年度も様々な分野で市民のみなさんのアイディアをいただきました。そのうち12団体の事業提案が採択され、また新たな切り口でのまちづくりに取り組んでいただきます。このような活動により、自分たちなりの地域づくりを考えている人たちが、「よし、自分たちも何かやってみよう」と刺激を受け、さらにまちづくりに参画する市民の輪が広がることを期待しています。