黒木大藤まつり(2014年4月22日更新)

みなさんこんにちは。八女市長の三田村です。

鮮やかだった桜の花も散り、春も終盤を迎えて季節は初夏に向かっています。今年のゴールデンウィークの連休は、あまり長くないようですが、レジャーなどお出かけの予定はお決まりでしょうか。

さて、梅や桜に続く八女の花といえば黒木町の大藤です。まつりはすでに始まっていますが、今日現在(4月21日)の開花状況は7割ということで、連休は満開の藤で迎えることができそうです。このまつりに先立ち、開花祈願のために藤の根元にお神酒を注ぐ神事「藤の花神酒召せの式」が行われました。この行事は、戦火や大火で傷ついた藤の根元に酒の粕を与えたことで樹勢が回復したという故事にちなんでいます。

またこの大藤は、南北朝時代に後征西将軍として九州で北朝方と戦い、矢部村で生涯を終えられた良成親王のお手植えとされています。今年は、ミュージカル劇「良成親王と姫御前〜黒木大藤物語「藤の記憶」〜」を上演された市民劇団「劇団大藤」による劇中歌の披露もありました。この劇団は、地域の方々で構成されていますが、演技や歌唱など高い技量をお持ちです。

今回は、八女の誇るべき地域資源である自然(藤の花)と歴史(南北朝の歴史)と市民(市民劇団)とがうまく組み合わされたすばらしい行事になりました。TVCMのセリフではありませんが、黒木町でしか体験できない「お金では買えない価値」をいただいたような気がします。この感動を市内外に広く伝える方法はないものか、ただいま思案中です。

神酒召せの式の様子
藤の下で歌ってくださる市民劇団の皆様

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