空から見るふるさと事業(2014年5月26日更新)
みなさんこんにちは。八女市長の三田村です。
五月も下旬になり、ちらほらとホタルも舞い始めたようです。一部の地域では豪雨災害の影響が懸念されているようですが、今年も市内各地でイベントが予定されています。初夏の風物詩を家族で、カップルでお楽しみください。
さて先日、自衛隊ならびに八女消防本部にご協力いただき、市制施行60周年・合併5周年事業の一環として「空から見るふるさと事業」を開催しました。当日は、自衛隊のヘリコプター2機に総勢50名の小学生が搭乗し、約20分程度で市内を一周しました。私自身も同乗させてもらいましたが、災害からの復旧も着々と進んでいるようで、緑萌える八女の画を空から楽しませていただきました。
この事業は、小学生たちに合併で大きくなった「ふるさと八女」の様子を空から鳥瞰してもらい、その雄大さや美しさを感じてもらいたいという趣旨で企画したものです。自分たちが暮らす地域に誇りを持ち、未来の担い手としてたくましく成長して欲しいという願いを込めています。
市の中心部に生活機能を集中させる「コンパクトシティ」という施策があります。これには効率化など納得できる部分はありますが、一方では周辺地域への影響が考慮されていないような気がしてきました。今回のフライトで、山間地の農地にへばり付くように働く人たちの日々の営みこそが、この美しいふるさとを守ってきたのだと感じ入りました。「美しいふるさとを、美しいまま次の世代に」私たち大人には、難問を突き付けた事業でもありました。