新規採用職員に望むこと(2013年4月2日更新)

みなさんこんにちは。八女市長の三田村です。

本日から平成25年度がスタートします。本年度は繰越予算も含めて約410億円と、通常の年を大幅に上回る予算規模です。災害の復興・復旧など大変忙しい年度になりそうですが「全力投球」でがんばりますので、引き続きみなさまのご協力をよろしくお願い申し上げます。

さて、今年度は20人の新規採用職員を迎えました。「新規採用職員に望むこと」と題した市長講話の内容を、ここで少し紹介させていただきます。

まず、地域づくりについて、合併から3年余りが経過しますが、これからのまちづくりは、合併した旧市町村がお互いに豊かな資源を共有して、みんなで活用を考えていくことが重要になります。そのためには、行政職員として常に市全体に目を配り、広い視野で地域振興を考える姿勢が必要です。

次に、物質的に満たされた時代において、これから大切にすべきは「心の豊かさ」です。「礼節」や「信義」「絆」「自然への畏敬の念」などこの国に長い間受け継がれてきたものを守りつつ、他の地域とりわけ都市部の人びとに「心の癒し」を提供する豊かな自然や多様な歴史・伝統文化、人情味があふれる市民性などの地域資源も大事にして欲しいと思います。この役割は今後ますます大きくなるはずで、その価値を念頭に業務にあたって欲しいと思います。

そして最後に、市役所の職務は勤務時間で終わると考えず、職場を離れても常に地域の一員として地域を思い、そして行動して欲しいと思います。その積み重ねが必ずや職員としての信頼となり、これからの市役所の仕事にも生きてくるはずです。