災害から1年(2013年7月22日更新)

みなさんこんにちは。八女市長の三田村です。

昨年の豪雨災害から1年が経過しました。
7月14日に「FMやめ」定時放送で市長としての現在の思いをお話しさせていただきましたので、その内容を掲載させていただきます。

昨年7月14日の九州北部豪雨災害から早くも一年を迎えました。
この九州北部豪雨により、八女市は甚大な被害を受けました。2名の方の尊い命が奪われ、先人から受け継がれてきた貴重な財産が、激流へと飲み込まれました。改めまして、ご冥福をお祈りいたしますとともに、被災されました皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

災害から1年が過ぎましたが、災害の傷跡はとても深く、現在、一日も早い復旧・復興を目指し、国や県の力をいただきながら、本年度を復旧初年度と位置づけ、災害復旧事業に取り組んでいるところでございます。市民の皆様の更なるご理解とご協力をお願いいたします。

また、このたびの災害に対しては、全国各地から温かい支援をいただきました。義援金につきましては、福岡県からの配分金を含め、総額で171,882,234円の見舞金が寄せられました。この義援金は、人的被害者や、住家の被災者に対して福岡県の配分基準を適用し、お届けさせていただきました。

一方、豪雨による浸水などの被害を受けられた住居等へ、災害ボランティアの方々に入っていただき、生活環境の回復作業に従事していただきました。屋内・敷地内の泥かき出し作業や災害ゴミの運び出し、家具や屋内の泥落とし作業など、猛暑の中のべ7,000人を超えるボランティアの皆様にご支援をいただきました。
黒木町笠原地区や星野村においては、現在も被害を受けた農地等の復旧のためボランティア活動が継続されています。全国から寄せられたご好意や様々なご支援に対し改めて感謝申しあげる次第です。

さて、今年は例年より早く梅雨入りをしました。復旧作業に全力で取り組んでいただいてはいるものの、まだ道なかばであり、災害発生を心配していたところでございます。今年の梅雨期にも数度の大雨洪水警報等が発令され、道路冠水や道路損壊等の被害が発生しましたが、昨年と比べれば被害規模は小さく7月8日に梅雨明けが発表され、ほっとしているところです。
しかしながら、近年、異常気象が叫ばれる中、いつでも、どこででも災害が発生しても不思議ではない状況にあります。

災害から命を守るためには、より安全な場所に早めに避難することが重要です。八女市では昨年防災ラジオを全世帯に配布させていただきましたので、これを活用して気象情報や災害情報の提供に今後も努めていきたいと考えております。

終わりに、昨年の災害発生時には、自主防災組織や消防団を始めとする地域力が大きな力を発揮しました。今後とも地域の皆様の連携を深めていただき地域の安全安心のためご尽力いただきますようお願いします。市としましても、引き続き関係各位との連携の強化を図りながら、災害からの復旧、復興に向け努力してまいります。

これから本格的な夏を迎えることとなります。市民の皆様にはくれぐれも健康に留意され、日々過ごされますことを心からお祈りいたします。

FMやめでの様子

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