地域おこし協力隊(2013年9月3日更新)

  みなさんこんにちは。八女市長の三田村です。

  猛暑の夏がようやく過ぎたかと思えば連日の雨です。台風の影響などもあって、梅雨の終期を思わせるような大量の雨が降っています。市役所も災害の発生には万全の構えで臨んでおりますが、みなさんも地域や自宅周りの点検をお願いします。

  さて、市では9月から「地域おこし協力隊事業」を開始しました。この事業は、都市部への人口集中という現状に対して、逆に都市部から地方への人の流れをつくることを目的にしています。都市圏からの移住者に対し、最初の3年間は市職員として地域活動をしてもらいながら、その間に市内への定住に向けた準備を進めてもらう段取りです。

  この事業を通して思うのは、私たちは人口の減少や高齢化といった状況のマイナス面ばかりを見ているということです。厳しい現実があるのは確かですが、このような環境を暮らしや子育てには魅力的な条件だと思っている子育て中の世代や、農地や里山保全に生きがいを感じ、自己実現の場所として地方への移住を考えている若者は少なくないようです。

  事実、今回の2名の募集に対して、全国から応募をいただきました。そのなかから、兵庫県の森さんと東京都の田さんを隊員として採用しています。二人とも小学生から就学前のやんちゃ盛りのお子さんをお持ちで、家族での移住となります。地域の明るい話題になって欲しいと思います。