安部龍太郎先生をお招きして(2013年11月26日更新)

みなさんこんにちは。八女市長の三田村です。

気がつけばカレンダーの残りも少なくなり、間もなく年の瀬の足音が聞こえてきそうです。おかげさまで「矢部まつり」をもちまして、今年の市の祭り関係のイベントを終了することができました。ご来場いただきました皆さまには改めて御礼を申し上げます。来年以降も、豊富な地域資源に磨きをかけてご来場をお待ちしておりますのでよろしくお願いいたします。

さて先日、八女市黒木町の出身で小説「等伯」で直木賞を受賞されました安部龍太郎先生をお招きし、おりなす八女において講演会を開催いたしました。講演では、自らの作家人生の振り返りや受賞作である「等伯」の執筆過程などについて、興味深いお話をいただきました。また今回は、「第72回西日本文化賞（西日本新聞社）」を受賞されたことから講演後にはささやかながら祝宴を開かせていただき、先生とともに楽しいひと時を過ごすことができました。

安部先生の他にも、文化勲章受章者の坂本繁二郎画伯や田崎廣助画伯など画壇、文壇には多くの市にゆかりの深い著名人がいらっしゃいます。ご本人方の努力はもちろんのことですが、八女という土地柄にも文化的、芸術的な才人を輩出する力があると感じています。八女の風景や人情が文学的であり、また芸術的であるのかもしれません。

来年度からの施策では、彼らの功績に新たな光をあてて地域の貴重な資源としての活用を考えています。なるべく多くの人に、我が郷土の偉人を知ってもらい、市民の誇りにすると同時に、八女の新たな魅力として広めていきたいと考えています。