移住・定住を決断する前に…

あなたにとって理想の田舎暮らしはどんな暮らしですか?理想と現実のギャップを感じてリタイア…ということにならないように事前チェック!

まずは『どういう目的で移住・定住をするのか?今後どういう暮らしをしていきたいのか?』をじっくり考えて決断してください。

人づきあいについて

  1. 田舎では校区、行政区、隣組などいろいろな枠の中で支えあいながら暮らしています。人づきあいは必須です。自治会への加入はもとより地域行事への参加にも努めてください。
  2. 都会の常識=田舎の常識ではありません。田舎には田舎の文化があります。TPOに応じた付き合いが必要です。
  3. 田舎は「持ちつ持たれつ」の社会です。支えあいの意識が大切です。

空き家バンクの物件について

  1. 補修費入居者負担の物件もあります。準備資金が必要です。
  2. 建物の登記がされていない物件、登記上の建物情報が現在の建物と異なる物件もございます。よって、状況により購入者側にて建物の保存登記や変更手続き(表題部変更登記)が必要になります。
  3. 市では登録物件(土地・建物等)の状態を全て把握しているわけではございません。また、土地の境界が不明瞭な場合もあります。
  4. 古民家風の家ばかりではありません。
  5. 古民家風の家は、もともと農家(農作業)に適した間取りです。農作業で汚れた服でも家に入ることができる、部屋と部屋が建具だけで仕切られている、といったように間仕切り(壁)も少なく隙間が多い家屋も少なくありません。
  6. 都会から田舎へ移住する際、トイレの様式は関心の高い項目のひとつと言えるでしょう。古い家屋はトイレは汲み取り式の場合が多いです。気になる方は水洗への改修をおすすめします。

【トイレ豆知識】
1.汲み取り式(し尿を溜める便槽があり、溜まったらバキュームカーで汲取ります)
(1)ポットン便所…便槽に直接落とします。便槽の臭気がこもりやすいのが難点です。
(2)簡易水洗式…少なめの水で流す水洗便所です。便槽の臭気がこもりにくく衛生的です。
2.水洗便所(下水施設や浄化槽で処理します)

自然環境について

  1. 自然に囲まれているということは、虫もいっぱい。網戸は必須です。
  2. 田舎の音と都会の音は違います。虫やカエルの鳴き声、川の流れの音など最初のうちは慣れないかも。また、最初のうちは「静かすぎて寝付きにくい夜」があるかもしれません。
  3. 台風や積雪、寒さへの対応も必要です。

全体を通して…

  1. 田舎の不便さを楽しむくらいの余裕が必要。
  2. 「こんなはずじゃなかった」という場合に備えて、都会に戻る場所を残してくることも1つの方法かもしれません。
  3. 家族全員の賛成は絶対です。

生活環境について

  1. 田舎は公共交通網が発達していません。車は必需品です。道が狭く急勾配な所も少なくなく、特に山間部では、冬は積雪もあります。四輪駆動車や軽自動車が便利です。
  2. 田舎で本格的に農業をしたい方は、資金の準備や農地の確保、販路の確保等、十分な計画が必要です。移住・定住を決める前に必ず農業関係課や農業委員会、農協等で情報の収集を。
  3. ガソリン、灯油、公共料金、税金、交際費、共益費…等々、生活費は意外とかかります。
  4. 仕事場は都会ほど多くありません。収入面についても十分配慮してください。 

この記事に関するお問い合わせ先

定住対策課 定住対策係
〒834-8585 福岡県八女市本町647番地
電話番号:0943-24-8162
(定住相談専用:0943-24-8013/土・日・祝日・年末年始を除く)
ファックス:0943-22-2186

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