民生委員・児童委員、主任児童委員制度

民生委員・児童委員、主任児童委員名簿

福祉や児童についての悩みなど、気軽にご相談ください。
 

民生委員・児童委員とは

民生委員・児童委員は、民生委員法に基づき、厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員で、全国で23万人、八女市では定数213人が各担当区域(おおむね行政区ごと)で活動しています。また、民生委員・児童委員は、児童福祉法に定める児童委員を兼ねています。

民生委員・児童委員には給与は支給されません。地域住民の立場に立って、地域福祉を担うボランティアとして活動しており、任期は3年(再任可)です。

人格識見高く、広く社会の実情に通じ、社会福祉の増進に熱意のある人など民生委員法に規定された要件を満たす人が、八女市民生委員推薦会委員長および八女市長から福岡県知事・厚生労働大臣に推薦され、厚生労働大臣から委嘱されます。

具体的な活動

  • ひとりぐらしや寝たきりの高齢者への声かけ、安否確認。
  • 個々に応じた福祉サービスが受けられるよう情報提供したり、関係行政機関への連絡。
  • 支援を必要とする子どもや保護者に対する情報提供や助言。
  • 子どもの健やかな育成のための地域活動の推進や、住民の地域活動への参加促進。

 

主任児童委員とは

民生委員の中でも、子どもや子育てに関する支援を専門に担当するのが主任児童委員です。八女市では、市内13校区に、各2人の計26人が任命され、区域担当の民生委員と連携しながら「こんにちは赤ちゃん(全戸訪問)事業」や学校訪問等を行い、子育て支援や児童の健全育成に取り組んでいます。

具体的な活動

  • いじめ、不登校、児童虐待の早期発見や解決に向けて、児童相談所や関係機関との連携を図る。
  • こんにちは赤ちゃん(全戸訪問)事業」

 

民生委員・児童委員、主任児童委員の役割とは

自らも地域住民の一員として、担当の区域において高齢者や障がいのある方の安否確認や見守り、子どもたちへの声かけなどを行っています。また、民生委員・児童委員の中でも、子どもや子育てに関する支援を専門に担当するのが主任児童委員です。医療や介護の悩み、妊娠や子育ての不安、失業や経済的困窮による生活上の心配ごとなど、さまざまな相談に応じて、必要な支援が受けられるよう、市役所や地域の専門機関とのつなぎ役になります。

民生委員児童委員には法に基づく守秘義務があり、相談内容の秘密は守られます。

 

八女市民生委員児童委員連絡協議会とは

八女市では、福島・長峰・上妻・三河・八幡・川崎・忠見・岡山・上陽・黒木・立花・矢部・星野の13校区それぞれに協議会、また市全体で主任児童委員部が置かれ、さらに13校区・1部の横断的組織として、八女市民生委員児童委員連絡協議会(樋口欣榮会長)が設置されています。
校区協議会や主任児童委員部、連絡協議会では地域の課題を共有し、対応方法について検討したり、資質向上のための研修を行ったりしながら、地域福祉の推進に努めています。

また、毎月第1水曜日には、全ての校区会長と主任児童委員部長及び行政関係機関が参加し、月例校区会長会を開催し、組織運営について協議を行っています。

 

樋口会長2

八女市民生委員児童委員連絡協議会
会長 樋口欣榮さん(川崎)

ごあいさつ

八女市民生委員児童委員連絡協議会では、地域の方々の見守り・相談活動等を行う民生委員児童委員が充実した活動を行えるよう、情報共有、研修、校区活動への支援などを行っています。


八女市におきましても、少子高齢化、福祉課題の複雑多様化はますます深刻化し、民生委員児童委員の活動だけでは対応が難しいことが多くあります。しかし、八女市の強みは住民同士の支え合い、「地域力」にあると考えます。

今後は自らが住む地域の支え合い、お互い様の心遣いを住民同士が再確認し、民生委員児童委員と共に、「安心して健やかに暮らせる八女市」を実現していきましょう。

民生委員児童委員はこんな活動しています

13校区それぞれで様々な活動を行っています。その中から3つの活動を紹介します。

活動の場(1)「サロンの開催・活動支援」

(写真)サロンの開催

地域住民が主体となり、高齢者等地域の方々が気軽により合える場「ふれあいいきいきサロン」が市内各地で開催されています。
草場ふれあいの家サロン(立花校区)では民生委員や共に活動してくださる方々が協力して月1回のサロンを開催しています。季節に合わせた活動や野菜・漬物などを持ち寄った食事会など、穏やかな時間の中で、楽しいおしゃべりや笑顔があふれます。民生委員は参加できなかった方の近況を確認したり、手作りの一品を手土産に自宅へお伺いしたりと、サロン活動をきっかけに見守りの輪を広げています。

活動の場(2)「こんにちは赤ちゃん訪問」

(写真)赤ちゃん訪問です

市内全校区で主任児童委員部が主体となって、乳児家庭全戸訪問を行っています。お子さんが誕生されたご家庭へ主任児童委員と担当地区の民生委員児童委員が訪問します。お子さんの誕生をお祝いし、子育ての情報をお伝えし、ご相談をお聞きするなどの活動を通じ、子育て世帯を地域で見守ることが目的です。主任児童委員は10か月児検診会場にも参加するなど、子育て支援に協力しています。

活動の場(3)「こども民生委員活動」(上陽校区)

(写真)子ども民生委員活動

上陽校区では民生委員児童委員とじょうようほくぜい学園小学校4年生が「こども民生委員活動」を行っています。こどもたちが民生委員活動体験を通して、地域社会との交流や地域社会への貢献活動の大切さを学び、人に対する思いやりの心を育てることを目的としています。これまでに認知症サポーター養成講座を受け、辞令交付式からお宅訪問、デイサービス訪問などの活動を、「相手に喜んでもらうにはどうしたらいいのかな?」など、創意工夫をしながら行ってきました。民生委員児童委員という仕事を知ったこどもたちは、これからも地域の見守りの一員となってくれることでしょう。

(イラスト)こんなときは
あなたの地域の民生委員児童委員、主任児童委員についてのお問い合わせは

黒木支所生活福祉係(電話:0943-42-1463)
立花支所市民生活福祉係(電話:0943-23-4932)
上陽支所市民生活福祉係(電話:0943-54-2218)
矢部支所市民生活福祉係(電話:0943-24-9142)
星野支所市民生活福祉係(電話:0943-52-3113)

この記事に関するお問い合わせ先

福祉課 福祉総務係
〒834-8585 福岡県八女市本町647番地
電話番号:0943-24-8030
ファックス:0943-22-7099

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