鬼隈横穴群

鬼隈横穴群(おにくまよこあなぐん)

八女市立花町山崎に所在する鬼隈横穴群は、日枝神社の裏、丘陵の山腹を掘ってつくられた墓で、それぞれ築造された時期は違いますが、おおよそ6世紀中期から後期のものと推定されます。

全部で18基程の穴があると思われますが、その中の12基について調査が行われました。入口が完全に埋まっていたものもあり、出土品も見つかりました。

耳環や鉄器、須恵器など全部で250個以上の土器が出土しています。須恵器のおよそ3分の2にはヘラ記号が見られます。

ヘラ記号は、須恵器生産者を区別するためにつけられたものと考えられており、この横穴群から出土した土器は八女市忠見所在の塚ノ谷窯跡で焼かれたものと思われます。

市指定史跡

(写真)鬼隈横穴群(おにくまよこあな)

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