竹の豆知識

福岡県の代表的な竹の種類

カシロタケ

 福岡県の竹歴史に始めて登場する品種といわれています。延応元年(1239)、星野村で発見されています。

   星野村、黒木町、浮羽、杷木だけにしか分布しない竹で、福岡県の郷土竹種です。本種は、肉厚・筋高・筋間が短く、竹細工用より強靭さが求められる農林漁業用資材、海苔養殖用支柱材として活用されてきました。分布面積は50ha程度まで減少しているといわれています。

マダケ

 日本古来からの在来種と言われ、全国各地に分布する日本の代表的な竹です。マタケは他のどの竹よりも節間が長く、弾力性に優れているために細工がしやすく、竹篭・飯篭などの竹製品の加工資材、農林漁業・建築用、生活用具、民族行事等の資材として活用されてきました。

キンメイチク

  朝倉郡杷木町久喜宮のマダケ林から発生した竹だといわれています。特徴は、黄金色の稈の中に緑の条斑が残る大変綺麗な竹で、現在では緑化用竹として利用されています。

モウソウキンメイ

久留米市御井町高良大社有林から昭和9年(1934)に1本目が発生しました。現在では、約600本が見事に林立しています。 昭和49年(1974)に国の天然記念物に指定されています。

 同様に遠賀郡岡垣町でも県の天然記念物に指定されています。 モウソウチクから発生したもので、黄金の稈に緑の条斑が入ったものです。

モウソウチク

モウソウチクは中国から移入されたもので、永享年間(1429年〜)立花町(旧辺春村)の正光寺に辺春隼人助が植栽したと伝えられています。元和元年(1615)との説もありますが、いずれにしても、約400年の歴史を刻んでいます。

 現在、モウソウ竹林は県内各地に広まっていますが、主な地域としては立花町を中心とした筑後地域と、小倉南区を中心とした北九州地域で、たけのこの生産竹林として管理されています。

竹の開花

 竹の開花は、「竹の死病」とも言われるほど被害が甚大で、管理次第では絶滅することもあり、開花前の大きさに回復するまでには15〜20年を要するといわれています。

 その原因は学問的な定説はなく、「栄養説」・「太陽黒点説」・「伝染病説」・「周期説」などの諸説があります。

 近年では、竹の開花は竹の生理的な現象で、周期的(60〜70年)に開花している事例が見られています。

 また、竹の種類によっても開花の形態が異なり、過去、県内の開花で大きな問題となっているのはマダケ、カシロタケ、ハチクが主なもので、モウソウチクの開花で問題になった記録はありません。

1.マダケ類の開花

 最近の開花事例としては、前述のように昭和33年(1958)頃杷木町で始まり、その後、昭和37年〜39年(1962〜1964)をピークに県下全域に広まり、昭和45年(1970)頃まで続きました。この開花林の完全回復には、昭和60年(1985)代までの15〜20年を要しました。この間、国内産の竹材生産が大幅に減少したために中国などからの竹材、さらには竹製品の輸入が急増し、国内の竹材生産・竹加工業界に大きな打撃を与えました。

2.カシロタケの開花

 カシロタケでは、大正6年(1919)に始まり大正14年(1925)頃まで開花していますが、その面積は星野村・浮羽町等を中心に1,000ha以上にも達しています。折りしもこの頃は、日露戦争後の木材不足で林業ブームの時であり、星野村の開花竹林の跡地の多くはスギ林に林種転換され、これが八女林業の元ともなっています。

3.モウソウチクの開花

モウソウチクの開花は、毎年と言ってよいくらい「どこか」で、「数本〜数十本規模」で見られてきました。このようにモウソウチクでは、マダケやハチクのように数百haといった大規模一斉開花の事例は見られていないし、数年間続けて開花していることもありません。

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