竹対策の取り組み
主な竹対策の取り組みをご紹介します。
立花バンブー株式会社
平成5年に第三セクターにより設立されたこの会社は、八女の竹資源を活かし、竹林整備で伐採した年間約2,500トンの間伐竹を原料として購入することで、タケノコの生産振興を支援しています。また、農業用土壌改良剤、水の浄化ろ過材、脱臭剤等としての竹炭及び副産物の竹酢液を製造販売することにより、地域産業の活性化に寄与し、地域社会に貢献する企業を目指しています。
竹粉製造工場の誘致
株式会社バンブーテクノ
八女市では「バンブーバレー構想」の推進に向けた施設整備などの取組みを進めています。産学官連携による技術、人材、情報の集約施設としての機能を強化して、竹関連産業の拠点をつくる構想です。
八女市立花町上辺春の旧辺春中学校に、市内の事業者の出資により設立された株式会社バンブーテクノは、九州工業大学の技術支援と八女市による情報支援を受けることが出来る特徴を活かし、竹の利活用における最先端技術を持つことで、資源循環社会への貢献を目指しています。
上記の技術で生産される竹粉を原料とする「竹プラスチック」は、石油由来のプラスチックに代わる材料として建設資材や自動車部品などへの応用が期待されています。
竹林オーナー制度
現在、旧八女、黒木地区でオーナー園が整備されています。県内外からオーナーが契約し、日常の管理から収穫までを家族連れで楽しまれています。
オーナーには会員カードが発行され、各種の特典やイベント情報などを提供し、交流が深められています。
主に、地域の団体で運営され、今後も区画を増やしていく予定です。
オーナーの特典
- 会員カードの発行
- グリーンピア八女の利用特典
- 夢たちばなビレッジ利用特典
2.講習会・交流会の実施
- 竹林管理の講習会、オーナー間の交流会等の実施
バンブー(竹)ギター制作講座
竹材に付加価値を付けた取り組みとして、高級楽器の製造者育成を行っています。
バンブーギター、バンブーバイオリン、バンブーチェロなどの楽器づくりを目指しています。
また、楽器専用の竹ボードの産業化も期待されています。
随時受講生募集中です。
竹林にも活用できる補助事業
福岡県特用林産基盤整備事業(県単事業)
特用林産物であるタケノコの生産基盤の整備を推進することにより、農林家の経営の安定と合理化を図るとともに、豊かな農山村づくりのために有効に活用することを目的とする事業で、県の補助金に市が上乗せ補助をしています。
竹材粉砕機などの機械器具等の導入等が補助の対象です。
詳しくは、下記のPDFファイルをご覧ください。
造林事業(竹転事業)
管理されていない竹林を広葉樹や針葉樹等へ植え替える事業です。内容は、竹の伐採を含む地拵え及び竹以外への樹木の植栽等で、国・県の補助金に市が上乗せ補助をしています。