開館2周年イベント【11月25日開催分】

開館2周年記念講演

「石棺・石製表飾に見る筑紫・火の古墳文化」

宮崎大学名誉教授の柳澤一男さんを迎え、八女地域の古墳文化と地域社会の特性についての講演でした。筑後・肥後両地域における5~6世紀の有力首長層には、横口式家形石棺と墳丘上に樹立された石製表飾(石人・石馬)という共通点があります。今回の講演は、最新の研究成果に基づく資料や映像を用いながら分かり易いものでした。

柳澤一男氏講演会の様子
柳澤一男氏講演会

会場には八女市をはじめ県内外、遠くは関東から大勢の方が来館され熱心に視聴されました。参加者からは「日頃見慣れたものがこれほど貴重な物だということが改めてわかりました」、「八女の歴史に大変興味がわきました。とても楽しい時間をありがとうございました。」などの感想をいただきました。

開館2周年開館記念イベント

岩戸山・乗場古墳を守る会による「焼そば」無料提供

長年岩戸山古墳の保護にかかわっている岩戸山・乗場古墳を守る会より、焼そばの無料提供が行われました。

多くの方に楽しみにしていただき、鉄板で豪快につくられる熱々の焼きそばは、あっという間になくなり、おいしいと好評でした。

焼そば無料提供の様子

雅楽「管絃」演奏

別区で行われた雅楽の演奏では、笙・篳篥・龍笛(しょう・ひちりき・りゅうてき)の三管の管楽器だけでなく、太鼓・鉦鼓・鞨鼓(たいこ・しょうこ・かっこ)という打楽器と筝・琵琶(そう・びわ)の二つの弦楽器をくわえたフルオーケストラ構成で演奏されました。ライトアップされた岩戸山古墳とともに、辺りを幻想的な雰囲気で包みこみました。

雅楽演奏の様子

手作りランプシェード・竹灯明によるライトアップ

岩戸山古墳ライトアップの様子
ライトアップとランプシェードがある風景

ライトアップした岩戸山の風景を背に、体験イベントで制作したランプシェードがかわいらしく輝いていました。